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麒麟・川島が語る「ファミ通大喜利は僕の芸人スキルを上げ、ガバスは2万貯まりました」

ゲームを続けたことで子供の頃の夢が叶った

――ご家庭を持った現在でもゲームは続けているようですね。 川島 プレイするゲームの種類が変わってきましたね。対戦格闘系はなかなか難しいし、オンラインも子供が夜泣きでもしたら中断することになる。今は、酒でも飲みながらチビチビやるのが好きです。オープンワールド系の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(任天堂)、『Detroit Become Human』(クアンティック・ドリーム)辺りをやって、眠くなったら寝るぐらいの感じです。奥さんも理解してくれていますね。 ――ちなみにスマホゲームはプレイしませんか? 川島 一時期やっていましたね、劇場で芸人仲間らとオンラインで対戦したり。でも、出番来ちゃって抜けたりすることも多かったから、あんまり良くないな~っと。個人的には据え置き機を応援したいんです。家に帰ってコントローラーを持つ、ということを今一度大事にしたい。 ――ファミコンでBEST3を上げるならば。 川島 やっぱり最初に購入した『エキサイトバイク』(任天堂)の興奮は一生忘れられない。あとは『ドラゴンクエスト3』(スクエア)で、パッケージもカッコいいし、あのファミコンの容量最大限を使ったであろうボリューム具合! 画期的な転職システムに、バラモス倒して裏面でゾーマ倒すというハラハラ感は本当に熱中しましたよ。  あとは……『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』(テクノ)ですね。まず学校選びで揉める。選手選びで揉める。最後はバトルロワイヤルでも揉める。揉めてばっかだけど、楽しいんですよ(笑)。くにお君シリーズは本当に大好きで、大運動会はそれの集大成。 ――逆に思い出深い“クソゲー”はありますか? 川島 個人的にはないですね、超つまらないなら、“つまらないという思い出”があるものですから。あ、でも最近……ぜんぜんクソゲーじゃないんですが、『Ghost of Tsushima』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を毎晩寝る時間を惜しむほどにハマってるんですね。  オープンワールド時代劇アクションアドベンチャーで、ミッションをこなすんですが、老婆に話すミッションが本当に辛くて……。老婆の長い話を聞き、牛歩のような速度でお墓に連れていき、また長い話を聞くことを繰り返す。報酬もゴミみたいで、精神修行みたいで辛かった。一度ゲームを辞めようかと思いましたもん。 ――最後の質問ですが、ゲームを続けたことで叶った夢はありますか? 川島 兄貴と京都のアニメ・ゲームグッズ専門店に行ったときに、ドラクエ3のハンカチを買ったんです。装備品の「あぶないみずぎ」「はがねのよろい」が描かれていて凄くお気に入りで、給食の時間に友達に見せびらかしたりしていて。  芸人になってゲーム番組で堀井雄二さんがゲストで来れたんです。そのハンカチを持って楽屋にお邪魔して、横にスライムのイラストとサインを書いていくれました……。川島明と堀井雄二の名前が並んでいる世界で1枚のハンカチは、宝物ですよ。  あとはゲーム関係者が作った会員制のバーにも連れて行ってもらい、そこで初代「スーパーマリオ」(任天堂)の楽譜を見せてもらったりとか。子供の頃に憧れていて人たちとご一緒できて、本当に嬉しい。そんな僕のゲームに対する気持ちや、懐かしさを、この本で皆さんにも味わって欲しいんですよ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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