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麒麟・川島が語る「ファミ通大喜利は僕の芸人スキルを上げ、ガバスは2万貯まりました」

 ドラクエ、ダビスタ、ストII……。“芸人川島明”さんが熱中したソフトを綴ったゲームエッセイ『ぼくをつくった50のゲームたち』(文藝春秋刊)が9月16日発売された。昨日公開された前編でも熱いゲーム愛を語ってもらったが、後編でも思春期でさらに加速したゲーム熱について語ってくれた!

ファミ通の大喜利に投稿し2万ガバスを貯めた

――本書のなかには他にもマニアックなゲームが出てきます。「クエストフォーフェイム」(IBM)など、なかなか買う少年はいなかったソフトです。 川島 『ファミリーコンピュータMagazine』の嘘技に騙されてから、『ファミコン通信』に完全に乗り換えたんですよ。毎号買っていて、クロスレビューで他編集者が3点なのに、一人だけ10点つけているようなソフトに惹かれるんです。まだみぬ名作なのでは?と買ってしまう。「クエストフォーフェイム」や「DEPTH」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)を買ったのもそんな理由です。ファミ通は本当に大好きで、大喜利ページには投稿していたほどでした。 ――おぉ、あの大喜利コーナーに。 川島 ファミ通ってギャグ漫画の巨匠の吉田戦車さん、和田ラジオさんが連載していたから、お笑い偏差値は高い雑誌でしたよね。僕は芸人になりたいという夢もあったから、腕を磨く一環で大喜利コーナーに投稿。ネタが採用されることも多くて、“2万ガバス(商品と交換できるファミ通独自の紙幣)”ぐらい溜まっていましたもん。 ――凄い。ガバスは交換せず? 川島 2万ガバスを貯めるのに相当苦労したんですよ。確かにゲームソフトと交換できるぐらい貯まってはいますが、あのガバスは20万円、いや200万円? ぐらいの価値があると自分では思っています、努力と思い出の勲章ですから。まだ実家に保管していますが、確か使用期限は“永久”って書いたあった気がするので、逆にそろそろ使ったろかな、とは思いますね(笑)。 ――著書ではファミコン、プレイステーションが中心でしたが、他のゲーム機はやっていましたか? 川島 “100メガショック”の『NEOGEO』には大ハマりしましたね。でも、家庭用ソフトなのに1本25000円ぐらいするから、絶対買えない。当時、学校の喋ったことないヤツが買ったという情報を入手。すぐに電話して「今日何をしてるの~?」と探りをいれたら、「あ~、今日は予約入ってんねん!」と断られて……。  そいつ『NEOGEO』持っているだけで、クラスのカーストを一気にごぼう抜きしたんすよ。ゲームセンターでお金払ってプレイするものが、無料ですからね。もう彼の家にはヤンキーも来ちゃって、強面の彼らが「ちゅす!ありがとうございます!」と謙遜しちゃって。  俺はぜんぜんプレイさせてもらえず、ブーム終わったら覚えておけよ……と恨んだりしましたね(笑)。だから『NEOGEO』はゲームセンター中心でやってました。
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ゲーセンにハマりヤンキーの怖さも体験した学生時代
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