ニュース

「沖縄がオイシイ」は闇社会の合言葉に…助成金の不正受給が横行するワケ

沖縄へ渡ったカネは再び内地へ……

 沖縄の地域振興のために創設した沖縄振興一括交付金で内地の息がかかった企業が絡みのはもちろん、公共事業にしてもオイシイところは内地の企業が全部持っていく図式が沖縄ではできあがっている。「そりゃ、やりきれんばっ!」これは県民の悲痛なる声だ。  とは言え、国からの予算を平気で蝕んでいく土壌が沖縄にあるのは否めない。その原因となっているのは、戦後から続く沖縄に対する国の扱いであるといっても過言ではない。不正受給が沖縄で横行するのは、もはや自然の成り行きなのかもしれない。こうした歪んだ現状はいったいいつまで続くのだろうか。 取材・文/松永多佳倫
1968年生まれ。岐阜県出身。琉球大学卒。出版社勤務を経て2009年8月より沖縄在住。最新刊は『92歳、広岡達朗の正体』。著書に『確執と信念 スジを通した男たち』(扶桑社)、『第二の人生で勝ち組になる 前職:プロ野球選手』(KADOKAWA)、『まかちょーけ 興南 甲子園優勝春夏連覇のその後』、『偏差値70の甲子園 ―僕たちは文武両道で東大を目指す―』、映画化にもなった『沖縄を変えた男 栽弘義 ―高校野球に捧げた生涯』、『偏差値70からの甲子園 ―僕たちは野球も学業も頂点を目指す―』、(ともに集英社文庫)、『善と悪 江夏豊ラストメッセージ』、『最後の黄金世代 遠藤保仁』、『史上最速の甲子園 創志学園野球部の奇跡』『沖縄のおさんぽ』(ともにKADOKAWA)、『マウンドに散った天才投手』(講談社+α文庫)、『永遠の一球 ―甲子園優勝投手のその後―』(河出書房新社)などがある。

92歳、広岡達朗の正体92歳、広岡達朗の正体

嫌われた“球界の最長老”が遺したかったものとは――。


確執と信念 スジを通した男たち確執と信念 スジを通した男たち

昭和のプロ野球界を彩った男たちの“信念”と“生き様”を追った渾身の1冊

1
2
3
おすすめ記事