仕事

バブル期入社組の55歳「役職もない自分が生き残れるのか胃が痛い」

4月1日から「改正高年齢者雇用安定法」(通称・70歳就業法)が施行される。これによって、いよいよ「70歳まで働き続ける」が常識になる世界が現実味を帯びてきた。早期退職が実施される会社で働く男たちはどんな“しがみつき策”を講じているのか?

会社も自分自身も先行き不安だらけ。立ち回る術は?

70歳まで働く

河合和博さん(仮名・55歳)

「私が働く会社では60歳の定年後、65歳までの再雇用制度があり、現時点では希望したいと思っています。ただ、会社も自分も先が見えていない不安がとても強いです。数年前に大規模なリストラがあり、全社員の1割が早期退職で人員削減されました。  バブル期入社組なので明日は我が身という思いもありますし、再雇用した先輩たちが65歳の満期を待たずに辞めてしまうので、『自分も働き続けられるのだろうか』という体力面の不安もありますね」  そう話すのは精密機器メーカーで営業企画業務に従事する河合和博さん(仮名・55歳)だ。

子供の学費のためにも頑張りたい

 河合さんの不安に追い打ちをかけるのが会社の方針の変化だと続ける。 「会社が来年度から事業ごとに独立採算の形式で進めるカンパニー制に移行するんです。再雇用を目指したいとはいえ、これまで以上に評価がシビアになるかもしれない状況。  役職もない自分が生き残れるのかと思うと胃が痛いです。とはいえ、コストカットに協力するくらいしかできないのがもどかしいですが……。子供の学費がまだかかるので、定年と再雇用が5歳ずつ延びても体力と精神が持つ限りは頑張りたいですね」  まだ中学生の子供の学費を稼ぐためにも、すでに定年した先輩たちの情報を集めているという。  不安を抱えながらも、働き続けたいという気持ちはある河合さん。会社も自身も先が見えない中、活路は見いだせるのだろうか。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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