本当にすごいのはポイント還元率ではなく割引特典のほう!
さらに、すごいのが年会費割引特典。以下はホームページに記載されたそのままの文面だ。
「通常11,000円(税込み)の年会費がお申し込み時に「マイ・ペイすリボ」にご登録で初年度年会費を5,500円(税込み)割引き。
「マイ・ペイすリボ」にご登録があり前年度に1回以上のカードご利用があれば2年目も以降の年会費も5,500円(税込)引き。
「カードご利用代金WEB明細書サービスをご利用し、過去1年間に6回以上のご請求回数がある場合は年会費を1,100円(税込み)割引。」
※以上、Amazonより
「これはすごい!」と思ったが、念のため三井住友カードのサイトも確認してみると(Amazonのクレジットカードは三井住友カード)、WEB明細割引の1100円は、年間6回以上使わなければいけないので、割引きは翌年度以降になるという。それでも、初年度からゴールドの年会費が半額になるのはすごい。
Amazonプライム会員の年会費4900円よりゴールドの年会費のほうが600円高いが、これはプライム会費の返金分やショッピングのポイントで余裕で回収できる。次年度からは、条件をクリアすればゴールドの年会費が最大で6600円引きになるので、実質、年会費は4400円。Amazonプライムの年会費4900円よりも安く済むではないか!
初年度はWEB明細割引が適用されないが、それでもすごい割引きが受けられる!
加えて、最高5000万円の海外・国内旅行傷害保険が付いたり、ショッピング補償が100万円から300万円に増額、利用枠も最大80万円から200万円になるなどメリットも大きい。
いち早く「Amazon Mastercardゴールド」に切り替えていた当欄担当編集には、年会費5500円の請求が。重複するAmazonプライム年会費分も返金されたそうだ
要注意なのが、お申し込み時に「マイ・ペイすリボ」にご登録、という条件だ。怖いことに、ゴールドカードへの切り替え時に登録できるわけではないのだ。これだけ読むと何を言っているのかわからないと思うが、筆者も最初は何のことかわからなかった。
結論から言うと、まず、ゴールドカードに切り替える前のクラシックのときに「マイ・ペイすリボ」を申し込み、1回以上利用しておく必要がある。その状態で、ゴールドカードに切り替えると有効になるとのこと。この注意点は、ゴールドカードを勧めるAmazonのページに書いていないので、見落とす人が出そう。ハッキリ言って、間違えないようにやり方を明確に書いておいてほしいところだ。
各種条件が整ったなら、三井住友カードのサイトの「Amazon Mastercardゴールドへ切り替える」をクリック。三井住友カードのVPASSにログインしてカードの有効期限とセキュリティコードを入力し、カードの切り替えの申し込みをするだけ。個人情報の取扱に同意する必要があるが、3ステップで終了した。
前述の通り、切り替えの申し込み画面には「マイ・ペイすリボ」の申し込みという項目はない。クラシックで「マイ・ペイすリボ」を利用していないと、普通に1万1000円の年会費が請求されるので注意すること。
なお、筆者が調べたところ、もう1つ方法があった。クラシックからゴールドへの切り替えを書面で行うパターンだ。こちらの場合は、申込書に「マイ・ペイすリボ」の項目が用意されている。
申し込み後4日でカードが届いた!
ちなみに「マイ・ペイすリボ」とは、ショッピング1回払いご利用分が自動的にリボ払いになる方式のこと。ポイントなども付くのだが、実質年率15%の手数料が発生する。意図しないリボ払いを抱えたくないという人もいるだろう。その場合は、毎月のお支払金額を増額すればいい。初期設定は1万円だが、筆者は利用枠と同じ150万円に設定した(つまり1回払いと同じ)。これで、基本的にはリボ払いが発生しなくなる。
少しだけ面倒だが、これでゴールド初年度の年会費は5500円となる。あとは、この先1年間で6回以上の請求があれば、2年目の年会費は6600円引きの4400円になるというわけだ。
もし、手順に失敗しゴールドカードが到着後に年会費が1万1000円請求されたら、サポートデスクに相談してみよう。請求のタイミングまでの日数に余裕がある場合など、運がよければ電話で申し込みし、当年から割引きを受けられることもある。
以上が「Amazon Mastercardゴールド」を契約することで、Amazonプライムをさらにお得に利用できる技となる。くれぐれも、新規でゴールドカードを作成するなら、申込時に「マイ・ペイすリボ」も申し込むこと、クラシックユーザーなら事前に「マイ・ペイすリボ」を使っておくことを忘れないようにしてほしい。<文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に
原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、
原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。
YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる