お金

借金500万円男、カード会社と和解。ギリギリの交渉の中身とは…

60回分割を摑み取る

「わかりました、60回分割でお願いします」  今回は言い返す事なく和解になった。ちなみに100万円借りていたUFJニコスは、まず半額を60回払いにして、それが達成されたら再び残りの金額を組み直す、という優しい対応をしてくれている。たまにこういう会社もあるので現状を正しく説明して返済の意志を「熱く」伝えるのは効果的かもしれない。  僕は運がよかった。 「和解のスタートラインは60回分割」 「違法ではない日雇い仕事だけでなんとかなる返済は東京に住む高卒資格なしの男性で月に約10万円」  この二つを覚えたのはごく最近のことだったが、たまたま範囲内に収まりそうだ。借金が600万円を超えていたらかなり厳しかったかもしれない。

踏み倒す勇気と人生回り道

 時に、僕の記事を読んで 「借金があるのですが電話を無視しても大丈夫でしょうか」  とメッセージをくれる人がいるが、間違ってはならない認識として、僕は決して成功例ではない。  この先クレジットカードを作ることは無いだろうし、家を借りる時も携帯を契約する時も審査に落ちてしまう。もう知り合いや友達に寄生する「離れ技」を使わなければまともに生活はできない。  水際の防衛も失敗し、背水の中に飛び込み、もう正直何のために返しているのかわからない。ここまで信用情報が汚れてしまってはもう返しても返さなくても何も変わらないだろう。  ただ、次にカジノに行った時に踏み倒した金があると、勝っても後ろめたい気持ちになるからかもしれない。  踏み倒す勇気もないのに博打に狂うと、かなり回り道をすることになる。 〈文/犬〉
―[負け犬の遠吠え]―
フィリピンのカジノで1万円が700万円になった経験からカジノにドはまり。その後仕事を辞めて、全財産をかけてカジノに乗り込んだが、そこで大負け。全財産を失い借金まみれに。その後は職を転々としつつ、総額500万円にもなる借金を返す日々。Twitter、noteでカジノですべてを失った経験や、日々のギャンブル遊びについて情報を発信している。 Twitter→@slave_of_girls note→ギャンブル依存症 Youtube→賭博狂の詩
1
2
3
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート