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自民党最大の補完勢力は立憲民主党だ/倉山満

やりたい放題の厚労省にコロナ禍を仕切らせたらこのザマ

 そもそも論である。厚生省も労働省も巨大官庁だった。両省ともに源流は戦前の内務省だが、仕事が多すぎて分離した。  ところが何かの間違いで、一つの省になった。一人の大臣が厚労省のすべての政策を見きれるわけがないし、何人か副大臣や政務官がいても、あまり変わらない。厚労省は政治家に仕事が分からないのをいいことにやりたい放題やる役所だが、そんな連中にコロナ禍を仕切らせたらこのザマだ。

財務省が査定しやすいよう、厚労省を再分割してはどうか

 それどころか、財務省もお手上げだ。国家予算を司るのは財務省の主計局で、一人の主計官は複数の省庁を査定する。ところが、厚労だけは、二人の主計官が一つの官庁を査定しなければならないのだ。主計官には多くのスタッフがついているが、それでも膨張する社会保障予算を切れず、無限の歳出拡大を抑えるために増税に次ぐ増税を強いられている。  ならば、査定しやすいように、厚労省を再分割してはどうか。旧厚生省は医療庁・介護庁・保険庁に三分割するくらいでちょうどいい。旧労働省も連帯責任で、職業教育庁と労働問題庁に分割してしまえ。
1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

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