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共同通信杯、皐月賞、青葉賞…日本ダービー注目馬を前哨戦とレースレベルから探す

これまでのダービー戦線を振り返る

競馬写真

写真はイメージ

 競馬の祭典「日本ダービー」。  今年も大舞台まで残すところ、あと3週となりました。かのウィンストン・チャーチルが「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になることより難しい」と述べた逸話は知る人も多いでしょう。近年、これは創作であるとされているようですが、この言葉がダービー制覇の栄誉と難しさを物語っています。  私個人としても、日本ダービーは1年の中で最も当てたいレースと言っても過言ではありません。競馬を予想する人間としてG1であろうが平場のレースだろうが同じ熱量で予想すべきなのは承知していますが、日本ダービーだけは別格です。みなさんのなかにも、そういう考えの方は多いのではないでしょうか?  そこで今回は現3歳世代の有力レースを参考に、日本ダービーまでの道のりを振り返りたいと思います。独自で作成しているレースレベルも記載していますので、ぜひ参考にしてみてください!

ハイレベル戦の多かった2歳重賞

2021年11月20日 東スポ杯2歳S レースレベル「高い」  まずは2歳戦から。東スポ杯2歳SはCコース替わりで、高速馬場となっていた5回東京競馬場の5日目でした。レース内容ですが、前半3ハロンは36.2秒と緩やかなペースで流れたものの、掛かるアルナシームが早めに仕掛ける形となり、中盤からレースが動きます。ラスト5ハロン全て11秒台が刻まれるロングスパート戦となり、この流れを外から突き抜けたイクイノックスの強さが光ったレースでした。  勝ちタイムの1分46秒2は過去10年で2019年コントレイル、2013年イスラボニータ、2012年コディーノに次ぐタイム。上がり3ハロン32.9秒も優秀で、イクイノックスが日本ダービー最有力候補に名乗りを上げたレースといえるでしょう。 2021年12月19日 朝日杯FS レースレベル「高い」  最内枠からカジュフェイスが先手を主張し、前半3ハロンは34.3秒と速めのラップが刻まれました。連続開催の後半に入り、馬場もタフな阪神競馬場。今の馬場でハイペースになれば差し馬の出番です。外へと広がった直線の追い比べは、セリフォスがいったん先頭に立ったものの、外から武豊騎手の夢を乗せて伸びるドウデュースが差し切り。JRAのG1完全制覇へ王手をかける勝利となりました。勝ちタイム1分33秒5は過去10年で2020年グレナディアガーズ、2019年サリオス、2017年ダノンプレミアム、2012年ロゴタイプに次ぐタイム。優秀な走破時計でドウデュースにとって来春へと期待が膨らむレースとなりました。 2021年12月28日 ホープフルS レースレベル「高い」  グランドラインが後続を離してミドルペースで逃げ、終始12秒台前半のラップが刻まれる息の入らない展開で、2歳馬にとっては厳しい流れ。特に先行した馬達にとっては厳しいレースとなりましたが、このレースを制したのは道中3番手を追走していたキラーアビリティでした。直線は楽な手応えで抜け出し、後続に1馬身半差をつけて勝利しています。こちらも勝ちタイム2分00秒6は非常に優秀で、G1昇格後の最速タイムとなりました。レースレベルは文句なしと言えるでしょう。
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皐月賞は実力通りの決着ではない!
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