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ジャパンカップ人気馬の不安要素と狙ってみたい穴馬

世紀のドリームマッチで3強が激突

TARO

3強に注目が集まりがちだが、伏兵にも注意を……とTARO氏

 かつて”平成の怪物”がありとあらゆるところに出現したように、マスメディアの煽り文句は正直大げさでアテにならないことも多い。テレビでの「このあとすぐ」はほとんどの場合すぐではないし、「まもなくスタート」もヘタすりゃ30分は待たされる。だが、今年のジャパンカップに関していえば、どれだけ煽っても煽り足りない、まさに“空前絶後”の『世紀のドリームマッチ』と表現して差し支えない。  言わずと知れた現役最強馬にして8冠牝馬のアーモンドアイ、史上3頭目の無敗の牡馬3冠馬となったコントレイル、史上初の無敗の牝馬3冠馬となったデアリングタクト、この3頭が、今週末の東京競馬場で激突するのだ。例えるなら、全盛期の貴乃花と朝青龍と白鵬が、全勝で千秋楽を迎えるようなもの。あるいは映画でいえば『タイタニック』と『アナと雪の女王』と『鬼滅の刃』が同じ日に公開になるようなもの…といえば少しは伝わるだろうか。何にせよ競馬ファンのみならずとも、2020年のジャパンカップは大注目の一戦なのだ。

三者三様の道を歩んだ3強の見どころとは?

 その中でも最も注目を集めるのが、今回が引退レースとなる現役最強馬・アーモンドアイだ。5歳牝馬のアーモンドアイは2年前の3冠牝馬で、ジャパンカップも制した名牝。前走の天皇賞(秋)では史上初の芝G1・8勝を達成し、今回が引退レースとなる。その強さとは裏腹にキュートなルックスも人気で、馬名はアーモンドのような形をした輝く瞳に由来している。しかし、そのレースぶりは王者の風格が漂う。スタートを決めるとすぐに好位置を取り、直線は確実に鋭く伸びて来る。舞台となる東京2400mは2戦2勝と得意にしており、今回は有終の美を飾れるかに注目が集まる。  一方、3歳の牡馬・コントレイルも勢いでは負けていない。デビュー以来常に先頭を走り続け、3冠を達成した前走の菊花賞まで7戦7勝。その菊花賞では伏兵アリストテレスに詰め寄られヒヤリとするシーンもあったが、それでも凌ぎ切るのが王者たるゆえんか。菊花賞を走った後は疲労が心配されたが、状態を確認の上で出走にGOサインが出された。恐らく今回が年内最後の一戦となり、今後は結果に関わらず来春に備えることになる。  そして、同じく無敗で連勝街道を歩んできたのが3歳牝馬・デアリングタクト。デビュー当時はそこまで注目された存在ではなかったが、大外から一気に突き抜ける派手なレースぶりで一躍スターダムにのし上がると、桜花賞・オークスとクラシックを瞬く間に連勝。秋初戦だった前走の秋華賞では、難なく無敗の3冠を達成。5戦5勝と土つかずのまま、早々にジャパンカップ参戦を表明した。  歩んできた道のりは三者三様だが、いずれ劣らぬ歴史的名馬が、ついに同じレースに出走することになる。アーモンドアイは前述通り今回で引退を表明しているので、まさに運命がクロスする、たった一度きりの対決となるのだ。
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3強にも不安要素が……
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