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東大生がおすすめする「これからの社会のことがわかる本」BEST3

○『未来の年表』

河合雅司・著(講談社現代新書)
「未来の年表」(講談社現代新書)

「未来の年表」(講談社現代新書)

まずは、『未来の年表』です。 これは、2065年までに日本で起こることを年表で教えてくれるものです。年表って、基本的には歴史を学ぶ時に過去の出来事がどうだったのかを整理するものですが、この本ではなんと逆に、未来のことを年表形式にしているのです。

人口予測はほとんど外れない分野

人口減少する日本社会の中で、これから発生するであろうことがまとまっています。「2033年には3戸に1戸が空き家になる」「2040年には自治体の半数が消滅」など、衝撃的なことが書かれていますが、しかしこれらは現実になる可能性が高いものです。人口の予測は、ほとんど外れない分野だからです。この本で語られていることというのは、2065年になった時に、本当に歴史の教科書で書いてある可能性が高いのです。 「2065年になった時に振り返るかのように、今現在から日本のことを理解することができる」ことは、この本の大きな魅力だと思います。これぞまさに、切り口が面白く、だからこそ今の社会のことを知れる一冊だと言えるのではないでしょうか。

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戦争の決着の歴史を紐解く
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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