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年収700万円を稼ぐ女性タクシー運転手「朝が早いパティシエはキツくて、夜勤に」転職で給料は2倍

今、株価も不動産価格も平成バブル時代の水準に迫っている。大都市圏のみならず、一部地方ではすでに”バブル超え”を果たしている土地も。このお祭り騒ぎに乗らずしてどうする? 好況に沸く現場を訪れて、その乗り方を探った。

タクシーバブル沸騰中。月200万円運転手も

[令和バブル]に乗れ!

パティシエや不動産営業を経験後、タクシー業界へ転職した鈴木多未緒さん

人手不足もあって今、最もバブルに沸いているのはタクシー業界かもしれない。 「インバウンド客の増加に、主要地での約14%増の運賃改定、人手不足に伴う稼働台数減少で、一人あたりの稼ぎが増えている。『GO』などの配車アプリの浸透により、効率よく客をつかまえられるようになったことも大きい。複数のタクシー会社の売上表を確認すると、東京・大阪では1か月に100万円以上売るドライバーが続出。なかには200万円を超える猛者もいます」 こう話すのはタクシー業界に精通するライターの栗田シメイ氏。売り上げの60%前後を取り分とするケースが多いことを考えると、今やドライバーのお給料は一流銀行員並み!? 大阪のタクシー会社経営者も次のように話す。 「客単価の大幅上昇と運転手間の競争減少が平成バブルとの違い。明らかに運転手の稼ぎはバブルを超えている」 都内大手タクシー会社に属する30代の運転手も「配車アプリと無線配車だけで、空き時間がない状態。昨年12月は休憩中の食事もままならなかった。おかげで月収は90万円を超えましたが」と話す。

4年前に転職、年収が倍の700万円超え

東京のコンドルタクシーに所属する鈴木多未緒さんも、月に100万円以上をコンスタントに売り上げるドライバーだ。28歳で上京後、パティシエ、不動産営業などを経て、4年前に業界に飛び込んだ。現在は夜勤の月22~23勤務で、一日平均5万円を売り上げる。 「低血圧なので、朝が早いパティシエはキツく、不動産営業も、まくし立てて話すスピード感が肌に合わなかった。その点、夜勤のタクシー運転手は自分のペースで働ける。タクシー不足の影響で流しでも簡単にお客さんをつかまえられるので、未経験にもおすすめ。私は転職で年収が倍の700万円超えになりました」
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昨年12月の売上は…
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