更新日:2024年03月27日 15:15
エンタメ

松井玲奈、“不倫妻”を演じ夫婦の在り方に感じたこと「会話がなくなったり興味がなくなったり…」

助言はこちら側からの希望にすぎない

松井玲奈

映画『ゴールド・ボーイ』出演した松井玲奈さん

――破綻する夫婦も多くいますが、一方で続いている夫婦もたくさんいます。続けていくためには何が大切だと思いますか。 松井:今回に限っては、そもそも私が演じた静は彼女自身の人間性にも問題があるんですよね。両親を亡くした女性ですが、彼女自身、恨まれる理由を持っていますから。でも可哀そうな女性に描かれていないところが、逆に面白いキャラクターだと感じました。しかも、静は自分自身で恨まれていると分かっている。人間らしい人だと思いました。 ――松井さんが静にアドバイスするなら、どう声をかけますか? 松井:しないです。彼女は自分の「楽しい」を生き甲斐にしているタイプなので、助言しないほうがいいと思います。助言って、結局、こちら側からの相手に対する希望ですよね。相手からそれを求められたなら分かりますが、押し付けるのはよくないと思うんです。だから「気を付けてね」くらいは言うかもしれませんが、そもそも助言を求めていない人には何も言いません。

今後は脚本の仕事もやってみたい

ゴールド・ボーイ

『ゴールド・ボーイ』(C) 2024 GOLD BOY

――今後についても聞かせてください。俳優業はもちろん、執筆活動やSNS、YouTubeの更新など、いろいろなことをされています。これからさらにやりたいこと、野望があれば教えてください。 松井:YouTubeはそんなに更新できていないのですが。芝居はもちろん大前提としてやりたいですし、書くことも、今、小説の連載をしているのですが、続けていきたいと思っています。そのなかで、書くこととお芝居があわさった脚本のお仕事もできたらいいなと思っています。「自分にできるのかな?」という気持ちもあるので、「やりたいです!」と大きな声ではあまり言えないですが、機会があれば挑戦してみたいです。 ――いま若い俳優さんが監督や脚本に挑戦する場が増えていますし、実際にチャンスはありそうです。出演も兼ねてとか? 松井:自分は出たくないです。全く出たくないです。ここは確固たる信念を持っています。兼ねるとなると、観る方の雑音になってしまうと私は思うタイプなので、書くものに関しては、素直に作品だけを楽しんでもらえたら嬉しいです。 <取材・文・撮影/望月ふみ>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
1
2
3
【公開情報】
ゴールド・ボーイ』は全国公開中
(C) 2024 GOLD BOY
【チェキプレゼント】
松井玲奈さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント
〆切:2024年4月3日
①「週刊SPA!・日刊SPA!」ツイッターアカウント(@weekly_SPA)をフォロー
②プレゼント告知の投稿をRT→応募完了
おすすめ記事