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前野健太「相田みつを的“いいコト書きたかった”あの頃」

実家の部屋の奥底には、自分でも予想外の物が眠っていたりするものだ。懐かしく甘酸っぱいものもあれば、思わず目を背けたくなる恥ずかしいものまでさまざまある。今回は有名人にその類の思い出の品々を披露してもらった。

【前野健太】

◆相田みつを的「いいコト書きたかった」20歳のあの頃

前野健太

前野健太

 みうらじゅん、映画監督の松江哲明ら、多数のアーティストたちからラブコールを受ける、シンガー・ソングライターの前野健太氏。そんな彼が今回、実家から持ってきてくれたのが、高校生時代から現在まで、彼がつけてきた「日記」の1冊目。「恥ずかしすぎて死にそう!」と言いながら見せてくれたのが、19歳最後の夜に書いた「ジョンレノンは、いまだ越えられず。」という一文。これはいったい。

「この当時、音楽の道は断念して、写真をやっていたんですが、『なんでもいいからスゴい人になりたい!』という気持ちがすごく強くて。その時の『スゴい人』の頂点が、ジョン・レノンだったんだろうなと思います」

「笑顔は伝染病。」

「笑顔は伝染病。」については、「なんでこんなことを書いたのか、まったく記憶にないんです……」と赤面

 ほかのページにはドでかく書かれた「笑顔は伝染病。」の文字や練習したサインもちらほら。どのページももれなく「ロック」である。

「……言い訳じゃないですけど、僕の高校はスポーツクラスのヤツらが幅を利かせてて、僕みたいな文化系の生徒は目立つとボコられるので、すごく抑圧されてた。その反動か高校卒業と同時に急に『表現したい欲』がたまって、強い想いが先走ってたんですよね」

 ノートの後半から、徐々に筆ペンで名言風の一文が目立つように。あれ、このテイスト、どこかで見たことあるような……。

「一時期、完全に『相田みつを化』してたんです。今のノートと昔のノートを比較してみると、『書いている内容が当時は借り物だらけだったなあ』と思いますよ」

 でも、こうしていろんな人物の影響を受けてきたからこそ、今の前野健太があるわけで。確かに、「相田みつを」は意外だったが。

浪人時代に作った曲が入ったカセットテープ

浪人時代に作った曲が入ったカセットテープ。「これを聴き直したとき、『自分に音楽の才能はない』と痛感して写真に傾倒しました」

【前野健太】
シンガー・ソングライター。’07 年、アルバム『ロマンスカー』でデビュー。最新情報は公式サイトをチェック! http://maenokenta.com

― 実家の部屋から発掘された(恥)コレクション【4】 ―

ロマンスカー

前野健太デビューアルバム




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