もう“効かないサプリメント”にダマされない! 失敗しない3つのポイント
’16年に東京都が行なった「健康食品の利用に関する消費者調査」によると、30~40代のおよそ7割がサプリメントなどの健康食品を利用しているとされている。なかには、自分だけでなく、両親がはまっているという人も少なくないはず。しかし、「サプリメント業界は玉石混交、すべての商品が優れているわけではありません」と語るのは、健康情報誌で数十社の健康食品の販促を担当する現役広告マンのX氏。独自の切り口により、目標値の約4倍のレスポンスを叩き出した経験を持つ彼が、“効かないサプリメント”にダマされないコツを、匿名を条件に明かしてくれた。
「眼精疲労にはアントシアニン、頻尿や薄毛にはノコギリヤシなど様々な成分がありますが、実際に効くのかどうかを簡単に調べる方法があります。その一つがGoogle Scholar(グーグルスカラー)と言うツールで、幅広い学術論文を検索することができます。例えば、『ノコギリヤシ 頻尿』で検索すると、いくつかの研究論文が出てきます。ちょっと文章が難しいですが、何年にどんな実験が行われ、結果がどうだったのかを調べることができます。以外と『今回の実験では効果は認められなかった』という結果もあります。
商品のHPなどでは効果があったというグラフが出ていたりしますが簡略化されていたり、大事なポイントが省略されていることがあります。その代表的な例が、人間を対象にした実験と動物を使用した実験。当たり前ですが、人間を対象とした実験の方が信頼性は高いです。マウスを使った実験結果を、あたかも人間に効果があったように見せる広告もたくさん出回っています。マニアックな成分は検索にかからないこともありますが、その時点で、ちょっと怪しいと思ったほうがいいでしょう」
「Google Scholar(グーグルスカラー)で成分の有効性が分かったら、実験で使用された成分の量と、サプリメントに配合されている成分量を比べてみましょう。実験で使用された量よりも配合量が少なければ実験で得られた効果を得られる保証はありません。『そんな商品が販売されているの!?』と思うかもしれませんが、それこそが玉石混交たるゆえんです。成分含有量は少ないのに値段は高い商品も沢山あります。私が過去に担当した健康食品では、ブルーベリー3粒分しかアントシアニンが入っていない商品もありました」

その1.研究論文を探すべし!
その2.含有量を確認すべし!
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