エロと笑いがミックスするキャットファイトの魅力
―[山田ゴメス]―
生まれて初めて、キャットファイトに行ってみた。歴史としては案外古かったりもするようだが、ストリップほどの露出もなく、女子プロレスみたいに本格的な技の応酬を堪能できるわけでもない……。ゆえに、ここまでそれとなく敬遠し続けてきた。典型的な食わず嫌いというやつだ。じつのところ、今回も誘われちゃったからしかたなく……的な感じであった。でも、ぜっかく足を運んだからには、どんな客層の人たちが、いったいなにをどうやって楽しんでいるのか、見極めてみたいと思う。
9月14日(金)の午後7時。CPE(Cat・Panic・Entertainmentの略)という団体主催のキャットファイト・イベント「どきッ!女だらけのキャットファイト祭」が、新木場1stリングにて行われた。最前列席は10000円、立ち見席でも5000円(1ドリンク付き。撮影は自由、ただし動画は不可)という、決して安くはない入場料にもかかわらず、300人ほどのキャパシティである場内は、水増しなしの満員御礼だ。
⇒物販の様子【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=298407
- ドリンクは缶モノで、氷入りのボックスで冷されている。縁日や夏フェスみたいで風流だ
- なぜか冷やしトマトも販売
- コスプレでキメたおねえさんが自分のDVDを販売
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=302404
- 試合開始前、今回リングに上がるファイターたちが全員集合でごあいさつ
- オープンフィンガーのグローブが本格的。構えもなかなかそれっぽい
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=298417
- あまりに確信犯的な白いTシャツ
- レフリーもぐちょぐちょになってしまうくらいの凄まじい水量!
- アングルが計算され尽くした大技・股割きの股間部分に間髪入れず水鉄砲が飛ぶ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=298421
- バトル中にファイターが正座、という光景はあまり目にできない
- なにがなんだかよくわからないカオスの状態

―[山田ゴメス]―
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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