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リストラ予備軍がやらかす問題行動ワースト5

ニュースを賑わせる“不祥事”の数々。組織ぐるみの大事件が耳目を集める一方で、最近とみに増えているのが、「フツーの会社員がとんでもない事件を起こす」という事例だ。「上司に叱られたくない」「ノルマが達成できていない」といった焦り。「会社に搾取されている」という不満。よくある悩みは、いつしか増殖して平凡な会社員を闇に落とす。そんな「明日は我が身」の実態に迫る!

◆リストラ担当者は見た! 追いつめられて、他人に迷惑をかける人々……

リストラ予備軍 人事から「できれば辞めてほしいな」と言われて、追いつめられる会社員は少なくない。そんな彼らが起こす問題行動は、不祥事とまではいかずとも、周りの人間にとっては大迷惑! 経営コンサルタントとして数多くの企業のリストラに携わってきた中沢光昭氏に、代表的なパターンを聞いた。

「一番ありがちなのは“相談魔”になるタイプ。寂しさや不安を紛らわせようとして、周りの人間の時間を著しく奪うんです。非常に気の毒なケースでは、リストラ勧告を受けたある男性が、社労士の資格を持つ同期の男性に毎日のように相談メールを送りつけたという事例があったのですが、親切に返事をしていたのが仇になって、社労士のほうが人事から目をつけられる結果に。1年後には退職に追い込まれていました……」

 取引先や子会社など、立場の弱い会社に押しかけて「身請けしてくれアピール」する厄介者も。

「某メーカーの営業担当は、中国にある下請け会社に週1ペースで通ってましたね。もちろん経費で。来られる側としても、発注元の人間をむげには扱えないのでほとほと困っていたとか……」

 会社にとって最大級に迷惑なのは、「最後っ屁」的に仕返しをして去るパターン。一種の自爆テロだ。

「誹謗中傷は王道ですね。某証券会社では、社内の人間の“不適切な異性交遊”を、エロ小説ばりのメールに仕立てて最重要顧客に送りつけていた女性社員がいました。9割デタラメだったんですが、1割真実が交じっていたので会社としても強硬手段に出ることができず、最終的には割増退職金を払って辞めてもらいました」

 この女性は派遣社員として長く勤めていたのだが、直接雇用に切り替えてもらえなかったことに腹を立て、上記の蛮行に及んだとか。

「クビになったわけでもないのになぜ?と、その沸点の低さに戦慄しました。アクリフーズの事件もそうですが、最近、『会社への恨みで暴走する』レベルが、どんどん低くなってきているのを肌で感じます。こうして表沙汰になる不祥事の陰で、小さくキレている会社員が山のようにいるのかと思うと、日本社会全体を憂えてしまいますよね……」

<リストラ予備軍がやらかす問題行動ワースト5>

●1位 自暴自棄になって、大々的な自爆テロを起こす
●2位 社内の人間の誹謗中傷を始める
●3位 職務を放棄する
●4位 次に生きる場所を探そうと、取引先や子会社に迷惑をかける
●5位 不安を紛らわそうと「相談」と称して周囲の時間を奪う

― [8割の会社員が不祥事予備軍]の恐怖【5】 ―




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