ラ フェラーリとメルセデス6×6は「最強vs最強の六本木帝王争い」
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
今回で9回目を数える、清水草一×渡辺敏史両氏による自動車放談。愛すべきクルマバカの2人が2014年自動車業界の上半期を振り返り、下半期を占う!
【2014年 年央自動車放談・後編】
●清水草一(自動車ライター)× 渡辺敏史(自動車ライター)
⇒【前編】『塩村文夏都議に見捨てられた自動車業界の今は?』はコチラ
――では、下半期の注目新車は?
清水:破壊力があるのがないね。
渡辺:下半期はメルセデスのCとかデミオとか、まじめなクルマの話が多くなると思う。カー・オブ・ザ・イヤーはBMWi3とCとデミオの三つ巴らしいですね。
清水:我が方にはマツダがある!
渡辺:そうなんですよ。いままでだったら絶望的な気持ちにさせられたけど、日本にはマツダというリーサルウェポンがある。先日ドイツに行ったんですけど、アテンザがバンバン走ってて完全にブレイクしてます。VWパサートを筆頭にライバルが目白押しのなか、あれだけ売れているのは仰天といってもいいくらい。アクセラはこれからでしょうけど、たぶんこれもイケます。来年の今ごろドイツに行くと、岡崎でも内田でもなくマツダってことになってる。
清水:日本代表の仇はマツダが討ってくれてるんだね!
――ラ フェラーリ(世界限定499台)日本第1号車がそろそろ上陸してもいいころですよね。
清水:ヨーロッパではすでに中古車が出てて、新車価格1億6000万のところ、3億で売れたらしいよ。
渡辺:スーパーカーでは、ランボルギーニ・ウラカン、ポルシェ918スパイダー、BMWi8とかも日本に入ってきますよ。拝める機会がありそうですね。
清水:とにかく自動車業界の下半期は、来年の大爆発への助走期間なんだよ。そして注目は、ラ フェラーリとメルセデス6×6が、いつ六本木けやき坂通りで見られるかだ。最強vs最強の六本木帝王争い。けやき坂で竜虎相打つわけだ!
渡辺:カメラを持って六本木に集合ですね。
清水:けやき坂で張ってれば、ヤツらは必ず現れる! でも6×6ってヒルズの駐車場に入れるかね?
渡辺:ラ フェラーリのアゴのほうが心配ですけどね。
清水:この2台を同時に見ることができれば、それはまさに日本大復活への吉兆だよ。俺がずっと言い続けている、中国のGDPを抜き返す射程圏に入ってくるよ!
渡辺:GDPに比べたら超せこい話ですけど、下半期の具体的アドバイスをするとしたら、軽自動車を買っとけ!ですよ。来年4月から軽自動車税が年3600円上がりますから。
清水:実に的確なアドバイスだね!
渡辺:高給取りの塩村都議には鼻で笑われそうですけど、軽自動車ユーザーにとって年3600円は大変な金額ですから。
【2014年下半期 新車発売スケジュール予想】
<8月>トヨタ・ランドクルーザー70
<9月>マツダ・デミオ
<10月>レクサスRC/ホンダ・ストリーム/スバル・レガシィ
<11月>ホンダ・レジェンド/プジョー308/シトロエンC4ピカソ
<12月>ホンダ・ステップワゴン/ダイハツ・ムーブ/スズキ・アルト
VWパサート/VW e-up!/ポルシェ・マカン
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