俺の夜
連日、熱戦が続いていたリオオリンピック。卓球団体で銅メダルを獲得して涙する愛ちゃんの姿にウルウルしていたスパムです。僕と同様に中継スタジオの女子アナウンサーもウルウルしていたが、感動を共感するよりもむしろ、アナウンサーのイスの座高が異様に高くて、ミニスカートからパンツが見えるんじゃねぇかとヤキモキしてしまったのは、お約束。
そんなわけで連日夜遊びを封印し家で五輪観戦をしていたが、久しぶりに夜の街に繰り出してみれば、井の頭線渋谷駅周辺での客引き合戦が過熱している印象だ。渋谷のホットスポットといえば道玄坂方面を想像しがちだが、最近はこの界隈で新店舗が乱立しているとか。そのなかでも評判になっているという店に、早速入ってみた。
超ミニスカから覗くダンスで鍛えた美脚!
訪れたのは、井の頭線の渋谷駅から徒歩1分ほどにあるガールズバー「YOLO」だ。ポップな色合いで、アメリカンの雰囲気が漂う店内。ピンクのカウンター席の上にはダンスポールが立っており、DJブースまで設置されている。こちらは渋谷で唯一、ガールズバーながら目の前でポールダンスが楽しめるというのが特徴だ。「ショークラブとは違って、ここはダンサーとの距離が近いんです」と接客してくれたのは、ダンサー兼キャストのアイコさん。フライトアテンダント風の衣装からはダンスで鍛えた腹筋と美脚がチラリ。五輪中継のアナウンサーよりも短い丈のミニスカから覗く眼福ショットに、早速ビールで乾杯!
「ポールダンスはアクロバティックな動きとセクシーな動きがあって、両方楽しんでもらいたいです。普段はショータイムだけなんですけど、お客さんからリクエストがあれば突発的に踊っちゃうこともけっこうありますよ」
アイドリングトークでしばらく盛り上がった後には「勢いをつけてもらったほうがより楽しめるから」と、テキーラをクイッと流し込んでスタンバイ完了。すると、店内のBGMが変わり、勢いよくカウンター席に上がって、いざショータイム!すぐ目の前でブンブン回るアイコさんの妖艶なポールダンスに加え、ほかのダンサーたちも入り乱れて、まるでクラブのお立ち台のような状態に。リピーターになるサラリーマンが多いというのも納得だ。毎週木曜・金曜には、ダンサーチームもショーに加わってさらに熱いパフォーマンスが繰り広げられるようなので、その日を狙って来るのもアリだろう。
また、同店ではダンサー以外に接客だけのキャストも在籍しているのだが「ポールができないコも、酔ってアガったらよくステージに上がって踊ってます(笑)」という、さすがのノリのよさ。この日も、「私の曲、お願い!」とKーPOP好きの女のコがリクエストしたKARAのお尻ダンスで盛りあがる。最初は眺めているだけでも、セクシーなお尻たちに誘われて参加すればいつの間にやらパリピガールズと、夏のパーティ状態だ。 「木曜と金曜はキャストとダンサーが10人以上いるから、カウンターの中も上もぎゅうぎゅう。店中が熱気ムンムンですよ(笑)」リオに劣らない熱狂を、渋谷の路地裏で体感するスパムでした。
【渋谷YOLO】
住:渋谷区道玄坂1‐7‐10 新大宗ソシアルビルB2
電:03‐6416‐4855
営:19時~ラスト
休:なし
料:40分/3000円 税・サ20%
※「SPA!を見た」で初回のみ1セット10分延長+テキーラ1杯サービス
梅雨明けした沖縄へ旅行中の友人のインスタを、東京のどんよりとした空の下で眺めているスパムです。首都圏では’94年以来の水不足危機が叫ばれているが、肌に張りつく不快なシャツを羽織っていると、「それでもいいからさっさと夏になれ」と思うもの。そこで今回は、真夏を先取りすべく、水着美女が働くお店へ繰り出してみた。
カウンター越しのFカップに圧倒される
まず訪れたのは池袋のビキニガールズバー「Els」。店内ではクラブミュージックが流れ、どことなくビーチサイドにあるバーのような雰囲気だ。「いらっしゃいませ」と、ギャル風のみれいちゃんが登場。はちきれんばかりの豊満巨乳(Fカップ)の圧力がハンパない。「お客さんからも『どこ見ればいいのかわからない』ってよく言われるんですよ。目を合わせずおっぱいと話してる人もいますね(笑)」
キンキンに冷えたビールでおっぱいと乾杯。そこに壇蜜似のはなちゃんも加わり、トークテーマは夏の思い出話に。みれいちゃんは昨年の夏、「お店で着る水着を下着代わりにして、営業終了後は湘南の海へと直行してた」そうだ。みれい「ぶっちゃけ、彼氏より遊んだだけの人数のほうが多いなぁ」
はな「ほんとこのコ、絵に描いたようなパリピなんですよ(笑)」
みれい「夏はしかたがない。血が騒ぐんですよ(笑)」
そんな開放的なトークもビキニ店ならでは。また、カウンターの向こう側はガラス張りなのでビキニ姿のバックショットまで堪能できる。これぞ海にはない楽しさだ。
2軒目に向かったのは、秋葉原のビキニクラブ「ZEUS」だ。もともとランジェリークラブだった同店だが、昨年9月に水着コスチュームにリニューアル。店内では’90年代のサマーチューンが流れ、壁にはサーフボードがかかるなどビーチ仕様にさま変わりした。秋葉原で常夏気分!
直座するとTバック水着のさえちゃん&スレンダー美脚のさきちゃんが登場。先ほどの店はガールズバーなので対面接客だったが、こちらはより至近距離で水着ボディを“一望”できるのが嬉しい。聞けば、同店では店内で着る水着の種類をキャストが自由に選べるようで、「正統派ビキニからセクシーなブラジリアン、なかにはバストにニップレスを貼っただけのコまでいます」(店長)と、豊かすぎるバリエーションを誇っている。さえ「私はお客さんからは『お尻がキレイ』って褒められるんですよ。だからいつもTバック。座ったままだとお尻が見えないから、
『立って回ってみて』とかお願いされることもありますね(笑)」
【池袋Els(エルス)】
住:豊島区池袋2-44-2 TISビルB2
電:03-5960-0338
営:20時~翌6時
休:第1日曜
料:50分/3000円(23時以降は3500円)、延長は30分2000円。
※「SPA!見た」でフード1品無料
住:千代田区神田松永町1 松屋ビル4F
電:03-5294-7122
営:19時~ラスト
休:日曜
料:40分/5000円(ハウスボトル飲み放題)、指名料は無料。
※「SPA!見た」で初回のみ30分2000円(税・サ込み) 撮影/水野嘉之
AV女優に会えるお店……と聞けば、まっさきに思い浮かぶのが六本木にある某“赤い竜”のお店。知名度は相当なものらしく、本連載をやっていることもあって、よく友人から「あの店に連れてってくれよ」なんて言われるスパムです。
とはいえ、現役の超人気AV女優が勢ぞろいする店なので、安月給のスパムからすれば行くにはかなりの覚悟がいるのも事実。だって、グーグルの検索欄に店名を入れてスペースあけたら「予算」と予測ワードが出てくるんだから……。
ただ、高いカネを払わなければ現役AV女優と飲めないのか?と言われればそんなことはない。数年前からAV女優が働く店はどんどん増えているので、今ではかなり選択肢があるからだ。というわけで今回は、現役AV女優と経営者という二足のわらじを履くアラサー女優さんに会いにいってきた。
現役AV女優さんがほぼ1人で切り盛り
向かったのは、新宿・歌舞伎町にあるラウンジバー「コネクト」だ。同店のオーナーは、’05年にAVデビューして一度引退。そして昨年、電撃復帰を果たした早川瀬里奈さん。ドアを開けると「いらっしゃいませ」と、ご本人がお出迎え。カウンター10席ほどのこぢんまりした同店は2年前にオープンした。「引退期間に始めたので最初は本名でやっていたんですよ。それで復帰が決まったときにこのお店も一緒に宣伝するようになったら、お客さんが一気に増えました(笑)。今はAV女優が在籍しているお店が増えたけど、いろんな女優さんに会うためにお店を“トローリング”しているお客さんもけっこういるんですよね。アイドルでいう『DD(誰でも大好き)』みたいな」
そんな数あるAV女優に会える店のなかでも、こちらのシステムはチャージが4時間3000円(税別・1時間ごとにワンオーダー制)と、かなりのお手頃。カウンター越しにハイボールを作る姿は、まるで某ウイスキーCMの女優のようだ。その色気にほだされたのか、ド直球で口説くお客さんもいるんだとか。
「やっぱり私の作品を見てくる人が多いので、距離感が近くなるんですよね。『月100万円でどうだ?』とか言ってきたお客さんもいました。だからあんまり下ネタ合戦になったら『序盤から飛ばしすぎない!』って叱ってるんです。24歳童貞のコが飲みにきていて、その様子を見ながら『もっと優しいお姉さんなのかと思った』って引いちゃってましたね(笑)」憧れのAV女優さんを目の前にしたら欲望をガマンできなくなる気持ちも理解できなくはないが、そこはガマン汁で止めておくべし。ちなみに店では、早川さんのオリジナルライターや出演作品まで売っている。本人を目の前にしながら「どれがいい?」なんて言われたら……、断る方法を知りません。
出演作を片手にキープ焼酎(5000円~)のピッチも上がる。「早川さんのタイプはどんな男ですか?」などと聞けば、「絶対条件は年上なのと日焼け肌とヒゲですね。目の前にタイプの男性が座ってたら、ガブって食べちゃいたくなる。ウチに来る前にはみんな日サロに寄ってから来てください(笑)」。お薦め作品を2枚購入。そのDVDを抱えながら、自宅まで待てないとばかりにタンニングマシンとDVDデッキを完備したネットカフェに駆け込むスパムでした。
【コネクト】東京都新宿区歌舞伎町1-3-15 ザ・カテリーナ3F 1号室
電:03-6457-6417
営:20時~翌4時まで
休:日・祝
料:240分/3000円(1時間ずつのワンドリンクオーダー制)ドリンクは800円~。
税・サ:10%
http://bar-conect.com/
撮影/水野嘉之