新着
ニュース
エンタメ
ライフ
仕事
恋愛・結婚
お金
スポーツ
グラビア
サブスク

俺の夜

第三十五夜【前編】

初心者でも楽しめる!
美人キャディのいるゴルフバー

【担当記者:苫米地】

 ゴルフブームである。連日、男子高校生プロの一挙手一投足に耳目が集まり、その腹筋の割れ具合にすら世の女性達は熱狂。若い女のコたちはクラブを握り、”オヤジの聖域”とされていたゴルフ場や打ちっ放しに進出。「ゴルコン」などと宣(のたま)う合コンが増え、ゴルフを媒介に男女の出会いも多いと聞く。したり顔でゴルコンを自慢する輩に嫉妬してきた俺。うらやましい。正直やってみたいが、カネもかかるし、何よりスキルがいる。

 しかし、敷居が高いこのスポーツに一つの光明が差した。都内でここ1年で急増している「シミュレーションゴルフ場」。室内で本物のクラブで本物のボールを打ち、コースのリアルな映像が映し出された画面を前にプレイする。本来は練習用だったが、初心者でも気軽にプレイでき、さらには食事や酒も飲め、安価で楽しめる「ゴルフバー」が増えていると言うのだ。

都内の真っただ中で夜からラウンドを

 夜10時。「夜型の僕にゴルフは無理……」と渋る”夜遊びの達人”O氏を誘い出し、向かったのは都心の超一等地広尾。昼はレッスン場、夜はゴルフバーとして人気を集める「ゴルフサンクチュアリ広尾」だ。オシャレな外装の店からは、カチーン! カチーン! ボールを打つ小気味良い音が響いている。
 
 恐る恐るドアを開けると……「こんばんは~」ミニスカ姿の可愛いコが爽やかに声を掛けてくる。目を丸くするO氏。そう、ここは美人キャディがいると評判のゴルフバーなのだ。精気の宿ったO氏はさっそく好みのコを見つけ、質問責めにしている。プレイルームに案内してもらい、アルコールを注文。併設のバーで作られたカクテルは本格的だ。今回はマンツーマンでキャディを予約。玲子ちゃんと伊織ちゃんにラウンドをお願いした。

yoru35_01.jpg

キャディをしてくれた玲子ちゃん(20)と伊織(22)ちゃん。
2人ともゴルフ経験者なので初心者にも心強い

yoru35_02.jpg

かいがいしくボールをセットしてくれる玲子ちゃん

yoru35_3.jpg

広々とした部屋で快適プレイ!

協力/O氏(夜遊びガイド) 撮影/桜井健司

第三十五夜【後編】

【担当記者:苫米地】

俺はクラブを握るのもほぼ初めて。ゴルフ歴の長い玲子ちゃんがスイングのコツやスタンスなどゴルフの”常識”を説明してくれる。「左利きでも大丈夫。元高校球児なら、すぐ上手くなりますよ~」なんておだてられ、調子に乗った俺。フルスイングは、羽川豊ばりの(古い?)見事なドライバーショットのはずが、ボールは斜め45度、巨人・篠塚も脱帽の”流し打ち”。コースだったらボールが幾つあっても足りない。一方、元テニス部の半パン王子ことO氏は伊織ちゃんのアドバイスのもとナイスショットを連発。拍手喝采を浴びているではないか!「いや~、センスっていうより伊織ちゃんにイイトコ見せたくて~」と赤ら顔で応える半パン王子。

 俺もコースをこなすうちにショットも安定。なんとかゴルフの形に。しかし、苦労したのはパター。ハニカミつつ披露した「スパイダースタイル」も空しくカップには遠く及ばず。「パターは距離感が実際と全然違うので慣れないと難しいんです」と慰めてくれた玲子ちゃん。彼女との距離こそ縮めたいのだが……。

 キャディの黄色い声援が拍車をかけ、ラウンドは白熱。画面の名門コース・ペブルビーチが遠く霞むスコアだったが、十二分に満喫。練習を積み、キャディの2人と「ゴルコン」を誓う俺だった。

yoru35_04.jpg

キャディフィーは1時間3150円。
クラブの選択、画面の操作からお酒のオーダーまでプレイをサポート

yoru35_05.jpg

他のブースにまでこだまするキャディの声援がちょっとうれしい

yoru35_6.jpg

【ゴルフサンクチュアリ広尾】
住:港区南麻布5-1-11 B1・B2
営:10~翌3時(木~土)、~翌2時(月~水)、~24時(日)
電:03-6408-9750 料:7350円~(60分 1部屋)
190坪の敷地に5ルームを設置。併設のバーが本格オープン。
プレイ後はキャディと会話も

協力/O氏(夜遊びガイド) 撮影/桜井健司

第三十夜【後編】

【担当記者:苫米地】

美女たちが華麗に舞い、観客は興奮のるつぼに

 ヘルプで来た女のコとさらに盛り上がっていると、突然店内が暗転。大音量で坂本冬美の「アジアの海賊」が流れる。中村あゆみ作詞作曲の演歌ロックだ。大漁旗とともに法被姿のダンサーが登場。威勢良く、かつ一糸乱れぬ踊りが炸裂する。

yoru30_3.jpg

意表を突いたオープニングに驚く俺。さっきまで横にいた朋ちゃんが、ねじりハチマキ&セクシーな法被で舞い踊る姿にさらに興奮。O氏はやおら立ち上がり「彩ちゃ~ん!」と大声援。すると今度は一転、ミニスカマリンルックの女のコが可愛いダンスを披露。朋ちゃんも再登場、照明に映えるナマ脚が美しい。するとセクシーな海賊が現れ、あっという間に朋ちゃんを縄で「囚われの身」に。隣に付いたヘルプのコからは同時にショーの”解説”も聞け、ストーリーを理解しつつ楽しめる。

yoru30_5.jpg

yoru30_4.jpg

 お次は青いドレスの”水の精”。バレエの振り付けで波を表現している。なんと。わずか30分ほどのショーで5~6回の早着替えをするそうだ。

yoru30_6.jpg

 ラストはセクシーなサンバの衣装で真打ち登場。「彩ちゃ~ん!!」O氏のテンションは最高潮。俺も負けじと立ち上がり「朋ちゃ~ん!!」とエールを送る。誕生月ということでメインを張る彩ちゃんを囲み、エンディング。場内は拍手喝采、総立ちだ。

yoru30_7.jpg

 キャバクラを遙かに超えたレベルのショーに感動。こんなに楽しめて1万円ちょっと。エンターテイメントはかくあるべしということを実感した夜だった。

yoru30_8.jpg

CLUB 蘭○(らんまる)
住:東京都新宿区歌舞伎町2-13-6 メトロプラザビル1・1F
電:03-3209-8925
営:19時~ラスト
料:6000円~(60分/税サ別・以下同)、指名料3000円
http://www.nightstyle.jp/ranmaru/

協力/O氏(夜遊びガイド)
撮影/桜井健司

第三十夜【前編】

キャバを凌駕するセクシーダンスショーにとろける夜 【担当記者:苫米地】  ことの発端はいつもの”極悪”案内人、O氏からの電話であった。 「ショータイムがあるキャバクラに行ってみません? ちょっとセ […]

第二十七夜【前編】

日本初!船上ガールズバーで極上の夜景と美女に酔う至福の夜 【担当記者:苫米地】  春の訪れ。新緑の目覚め、木々のざわめき。夜遊びも好きには待ちに待った季節の到来だ。心ざわめき落ち着かない日々を過ごしていると、前回の取材時 […]

第二十七夜【後編】

【担当記者:苫米地】 星空と夜景、360度の煌めく大パノラマに思わずため息が…  ココちゃんと船舶トークで盛り上がっていると「わぁ、キレイ」と女のコの歓声が。いつの間にかレインボーブリッジが目の前に迫っていた […]

第二十三夜 【前編】

夜遊び不毛の地?アキバの新機軸スポットで熱く”萌える”夜 【担当記者:苫米地】  夜遊びの達人O氏と歌舞伎町のヘルス店を詣でた折、オプションにメイドコスプレを要求していたのには驚いた俺。六本木、銀 […]

第二十三夜 【後編】

【担当記者:苫米地】 Aちゃんが「いつも行列が出来ていて入れない」と言っていたメイド喫茶「@」へ。ビル4フロアにコンセプトの違う4店舗を構え、ドンキホーテにまで出店する同店は外国人も訪れる有名スポットだ。階段まで続く行列 […]

第十九夜 【前編】

♪すばらしいYMCA 懐かしの’80&’90年代歌謡曲でフィーバーする夜 【担当記者:苫米地】  歌は世につれ人につれ。誰にも心に残る歌ってものがある。俺が初めて聴いたレコードは兄貴が持ってたシャ […]

第十九夜 【後編】

【担当記者:苫米地】 さぁ、立ち上がれ! 憂鬱など吹き飛ばして 君も元気出せよ!  BOOWYの「わがままジュリエット」がかかればヒムロックの声色をまねる宴会部長。そこにエアギターで絡む布袋ファンとおぼしき人。BOOWY […]