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俺の夜

第六十夜【後編】

【担当記者:テポドン&苫米地】

(テ)「オイ、ここのハッスルタイムはたまんねぇなぁ!」

 ホイッスルの音に合わせて、次々とオッパイが入れ替わる。めくるめく続くイリュージョン。

(テ)「話が続かなくて苦戦したけど、オッパイは正直だね~」

(苫)「話なんかしなくてイイから、ずっと踊ってろってこったな」

 心ゆくまで20人からのオッパイを堪能して、1時間4000円。本来なら5000円なんだが、土浦では2名以上は団体割引適用となるのだ。恐るべき地方ルール!

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値段交渉中の2人の顔はスポーツ選手の年俸交渉並にシビア

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土浦は往年のダジャレ系店舗風俗が多数存在。「素股信用
金娘」って……”金”は預けたくないが、玉は預けたい

 その後、最初の店に戻るもまたしても満席でアウト。それにしても土浦は活気がある。歩いている人は少なくとも、店にはびっしりと人がいるのだ。

 結局、「W」はあきらめて系列の「A」へ行くことに。道すがらAの店長に土浦事情を聞いてみた。 「キャバは潰れないですね。潰れても年に2軒。まぁ、腐っても桜町ですからね」

 と、北関東の雄ならではの力強い一言だ。また、値段が安いことも魅力だが、安いからといって手抜きがないのも嬉しいことの一つだ。地方特有の”ふんだくってやる”的な雰囲気はどの店にもない。

 その後、Aで飲んだ勢いそのままに土浦初のニューハーフパブ「Z」へ。豪快なオカマトークに対し、ペニクリ、ケツマンなど、二丁目仕込みの男色用語で応戦したところ、気がつけば午前3時で見事に泥酔。残念無念のバイバイタイム。カメラマンの車で帰路に就いたのであった。

(苫)「何度来ても土浦はイイ街だな。安くてサービスもイイ。夜9時にネオンが一斉に点くのも味があるよな。よかっただろ?」

(テ)「マット行きたかったなぁ……」

(苫)「うるさいよ!」

 土浦の余韻に浸りつつ、深夜の高速を疾走したのであった。

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カメラマン/野中ツトム(清談社)

第六十夜【前編】

都内から電車でわずか40分!
北関東最大の夜街・土浦は桃源郷だった

【担当記者:テポドン&苫米地】

年末スペシャル企画!
テポドン&苫米地の関東夜街ぶらり旅 前編

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 仕事は増えるがカネはない……。ならば溜まるのはストレスだけというのが世間様の相場である。しかし、カネはなくとも遊びたいと思ってしまうのは、もはや男の悲しい性である。と、いうわけで今回は年末スペシャルと題して前後編でテポドン&苫米地が夜遊びツアーを敢行! 初回は北関東の桃源郷と呼ばれる土浦に突撃だ! 

 苫米地は苛立っていた。なぜなら、この土浦のキャバクラやセクパブの開店時間はすべて21時。会議で遅れたテポドンを待つこと2時間。苫米地の苛立ちと空腹は頂点に達していた。 

テポドン (以下(テ))「おい苫米地、もう一発キメたか?」 

苫米地 (以下(苫))「遅ぇよ! 店は21時からだから、まだやってねぇの! 先にラーメン食うぞ!」

 と、いうわけでゴーストタウンのように静かな風俗街を抜けて向かったのは土浦の行列店「小櫻」。海老ダシの効いたラーメンを堪能して風俗街に戻ると、光り輝くネオンがお出迎えだ。

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調子に乗って大盛りを頼むと胃袋の許容範囲を超えてしまう
ので注意!

カメラマン/野中ツトム(清談社)

第五十六夜【後編】

【担当記者:苫米地(33歳)】

 W杯の話が盛り上がったところで、ビクトリアさんはショーの準備のため退席。タンガと呼ばれるサンバの衣装に着替えるのだという。女のコたちは、約30分のショーのために毎日2時間、2週間の厳しいレッスンを積んでいるんだとか。

 激しいサンバのリズムと共に、ショーが始まった。店員から渡されたシェイカーを激しく振る俺。色とりどりの衣装を着たダンサーたちが目の前にやってきては、鼻先をかすめるようにしてターンし戻っていく。目が合うたびにニッコリと微笑んで手を振ってくれるビクトリアさんにシェイカーを激しく振って応える俺。日本の女のコは眉をひそめるだろうオーバーリアクションでもウケている。今すぐ、ブラジル人になりたい!

 ショーのラストはダンサーと一緒に踊れるダンスタイム。ダンサーに手を取られお客はフロアへ。ここまできたら踊らにゃ損。足踏み程度のダンスをする人が大半のなか、その昔、ブラジルで失笑を買ったステップを披露してしまった俺……。

 国が違えば、文化も違う。日本のキャバクラでは内心気後れしている俺も、ノリ良し、盛り上げ上手のブラジル美女の前では「本当の自分」を思いっきり見せられるのだ!

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色とりどりの羽をつけて激しくステップを踏むサンバダンサーたち。
ダンスタイムで接客してくれていたコと踊るのも楽しい。

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KILOMBO(キロンボ)
住:神奈川県横浜市港北区新横浜3-16-1 KCビルB1
電:045-475-1758 営:18~24時 休:日
料:男性4200円、女性3150円(60分・飲み放題)
●’93年のオープン以来、ブラジル美女とサンバショーにこだわり続ける店。
ショータイムは1日3回(20時半、22時、23時半)。

撮影/桜井健司

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