小遣いが足りない。一般的なサラリーマンが直面する切実な問題だ。給料が振り込まれた直後にキャバクラやガールズバーで豪遊するのもいいが、不景気の影響もあり、継続して通える人なんて今はほんのひと握りかもしれない。当然、僕も例外ではないのだが、いかにコスパよく夜遊びを楽しむか。常にアンテナを張り巡らせている。
2月上旬、そんな僕のところに激安で飲み食いできるうえ、スタッフが美女ぞろいの店があるという情報が飛び込んできたのだ。しかも、場所は麻布十番。上級国民のみに足を踏み入れることが許された“大人の隠れ家”的な飲食店ばかり……というイメージもあるが、そこに行きつけの店が欲しいと考えていた僕は、実際に調査してみることにした。
ちょい飲みからがっつり深酒まで
やって来たのは麻布十番大通り。普段は六本木交差点付近の喧噪にまみれることの多い僕だが、この周辺を訪れたのは初めてなので、まずは落ち着いた雰囲気に驚かされた。今回の目的の店である「SpanishBar5CINCO」は、大通りの入り口にある雑居ビルに入っていた。
店内を見渡すと、多くの客で賑わっており、なかには女性客の姿も。スタッフたちと楽しそうに談笑していた。
同店は2月1日に開店したばかりだが、すでに常連客も少なくないという。その大きな理由は、都内一等地では破格とも言える価格設定だ。なんと、30分1000円で飲み放題なのだ。「仕事終わりにさくっと飲んで帰る人もいれば、何時間も居続ける人もいますよ」(めぐさん)
財布を気にせずに毎日会いにいける喜びよ
そんな会話をしていると、左隣に座っていたほろ酔い加減の男性客から声をかけられた。
「僕は連日通っているのですが、今日は5時間も居座っていますね。安いし、店員さんもカワイイので(笑)」
スタッフに500円でドリンクをごちそうすることもできる。
この日に出勤していためぐさん、ひかりさん、むっちゃんにもお酒を頼み、その場に居合わせたみんなで乾杯すると、店内は一体感に包まれる。ここでは、初対面の客同士でも気軽に話しやすい空気がある。右隣の男性客が言う。「この店はサブスクで飲み放題サービスというのもやっているのが嬉しい。月額1万5000円ですが、夜の店で飲んだら1回か2回で飛んでしまう金額なので、お得です。僕はさっそく登録しちゃいましたね」
キャバクラやガールズバーでもう散財する必要はナシ!?
正直、同店で働く女性スタッフたちは、容姿をウリにするガールズバーやキャバクラにも引けを取らない美女ばかり。控えめに言っても、最高じゃん(笑)。
昨年の20代~50代の男性サラリーマンの平均小遣い額は月3万6747円(※新生銀行調べ)。’79年以降で、2番目に低い数字だ。
そんななかでも日常的においしい酒と肴、そして美女のハットトリックがキメられる同店。これからは麻布十番をホームグラウンドに、夜の調査を続行しようと決心したマエザワでした。【Spanish Bar 5 CINCO】
住:東京都港区元麻布3-11-2 カドル麻布十番4F
電:03-6804-3257
営:17:30~24:00(月~土)
休:日
料:飲み放題30分1000円、延長15分500円、月額1万5000円(混雑時は2時間制となります)、タパス・ピンチョス(2個)各500円 ※税別
撮影/長谷英史
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マエザワ エロ本出版社出身、元ギャル男雑誌編集者。無類の外国人好き。趣味は「夜の国際交流」
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