“悪者扱い”されていたコーヒーが、いま見直されている理由
管理栄養士の安中千絵氏によるとほかの健康効果も数多く報告されているという。
「クロロゲン酸(コーヒーポリフェノール)の脂肪燃焼効果や、カフェイン摂取による代謝アップ効果など、コーヒーにはダイエット効果のある物質が含まれています。そしてアメリカ国立衛生研究所が’12年に発表した研究結果では、コーヒーを飲むことで心臓病、呼吸器疾患、脳卒中、糖尿病などによる死亡が低下するという結果が得られています。一方で、『胃に悪い』というイメージについては、それを否定する研究結果も出ていますし、うつ病や事故死の割合が低下するという研究結果もあります」
ただ、コーヒーに関する「新説」も出てきており、最近では朝にコーヒーを飲むタイミングに関して、「例えば8時に起床する人の場合、コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が高い起床直後は避けて、分泌が減少する午前9時半から11時半のあいだに飲むといい」という説も生まれている。しかし、これに関しては、「時間栄養学の観点からそのような話がないとは言い切れませんが、そこまで立証できるエビデンスがないため、今後の研究が必要でしょう」(安中氏)とのこと。いずれにせよ、広く知られる集中力アップの効果、リラックス効果なども相まって、生活にさまざまなプラス効果をもたらしてくれるコーヒーなのだ。
⇒【グラフ】はコチラ(コーヒー摂取と全死亡リスク)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1089935
★新常識…動脈硬化を予防し心筋梗塞のリスクも軽減。脂肪燃焼や代謝アップなどのダイエット効果も
【近藤和雄氏】
東洋大学食環境科学部健康栄養学科教授。動脈硬化を起こす生活習慣病と食物との関わりを研究し、赤ワインの抗酸化作用の解明で有名。近著に『人のアブラはなぜ嫌われるのか』
【安中千絵氏】
管理栄養士。女子栄養大学卒業。東京都立大学大学院修士課程修了。タニタなどを経て独立。著書に『1日3杯のコーヒーが人を健康にする!』『やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい』
― [今どきの常識]どっちが正解なのか? ―
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