更新日:2017年11月27日 23:25
カーライフ

ポルシェやコルベットetc. 高級車の燃費を計測してみた

かつて、クルマの話題の中心は馬力や最高速度でしたが、昨今クルマの話題になると、何はともあれ燃費ということになるのは、仕方がないことであります。そこで今回は、ポルシェやコルベットなど、普段は燃費を気にしないだろうクルマたちの実燃費計測を、年に1回の輸入車大試乗会の場を借りてやってみました! MJブロンディ=文 Text by Shmizu Souichi 池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu ◆カネ持ちは気にしないが、1000万円オーバーの高級車の燃費を勝手に計測してみた!! JAIA試乗会 今を去ること35年前。日本はスーパーカーブームという現象に包まれておりました。  当時のチビッ子の脳内は、8割方スーパーカーのことで占められており、さらにそのうちの8割は、「フェラーリとランボルギーニ、どっちが速い」という大問題でいっぱいでした。  公称最高速は、ランボルギーニ・カウンタックの時速300kmに対して、フェラーリBBは時速302km。どっちも実際にはそんなに出なかったんだけど、チビッ子にはそんなことはわからない。彼らは、「フェラーリのほうが2km速い!」「でもカウンタックはドアが上に開く!」といったことで、両派に分かれてクラス内で決闘まで行ったそうです。  時は流れ、ここ21世紀の日本では、クルマの基準は「燃費」に集約されております。クルマの評価は燃費のみ。その他重視されるのは、小物入れの数です。  今回我々は、「日本自動車輸入組合」(JAIA)主催の大試乗会に参加し、500馬力級のスポーツカーにイヤというほど乗ったのですが、なにせ本誌読者様のご興味は、燃費と小物入れの数にしかございませんので、今回はその熱い期待にお応えして、燃費計測に集中して参りました!! 試乗時間の関係上、計測コースは往復6km。ここをフツーな感じで走り、計測はすべて車載の燃費計で行いました。  このコースを、私の愛車・大和(ド中古の初代プリウス)で走ったところ、リッター17kmでした。よって他のクルマも、日常的に出るくらいの数値、と思っていただいてよろしいかと思います。あくまで目安ですが。  というわけで、次回はいよいよ燃費計測の結果を報告したいと思います。 【後編】に続く⇒https://nikkan-spa.jp/185738
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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