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この夏、目と舌で「ゆるパイ」を味わおう

「ゆるパイ」と聞いてエロい想像をした方には申し訳ないが、パイはパイでも食べるパイの話である。  浜松の定番みやげとして有名なうなぎパイ。それを真似たかのような全国各地のご当地パイを、ゆるキャラならぬ“ゆるパイ”と名付け、数年にわたり収集・分類研究してきたのは、作家・脚本家の藤井青銅氏。 「みやげ菓子には『味』『その土地らしさ』に加え、『ウケる』というベクトルもあることを忘れてはいけません。この『ウケる』の部分を重要視したのが、全国各地の愛すべきご当地パイ=ゆるパイなんです」  そう語る藤井氏がこれまでに集めたパイは百数十種。その成果をまとめた著書『ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち』が8月1日(パイだけに)発売となる。
ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち

藤井青銅『ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち』扶桑社刊/1000円+税

 ししゃもパイ(北海道)、きりたんぽパイ(秋田)、さんまパイ(宮城)、水戸納豆パイ(茨城)、きしめんパイ(愛知)、鮎パイ(岐阜)、伊勢海老パイ(三重)、ふなずしパイ(滋賀)、牡蠣パイ(広島)、石見銀山丁銀サブレパイ(島根)、むつごろう入りパイ(佐賀)、島唐辛子パイ(沖縄)……など全94パイを写真入りで解説した本邦初のご当地パイ図鑑。 「ゆる~いコンセプト、ゆる~いネーミング、ゆる~いデザインのパイたちを鑑賞しながら、おみやげガイドとしても使える“一粒で二度おいしい”実用娯楽本です」  本の発売に合わせて、「全国ゆるパイ展」も開催される(7月25日~8月3日・渋谷ヒカリエ8F「d47 MUSEUM」にて)。会場内には、各種ゆるパイの試食、購入ができるショップが開店。さらに、会期初日の7月25日には藤井氏によるスライドトークショー&サイン会もある。 「諸般の事情で掲載できなかった面白パイなどを紹介しつつ、日本のパイ事情について語りたいと思います」と意気込みを語る藤井氏。トークショーは有料だが展覧会自体は入場無料というから、会社帰りにちょっと覗いてみてはいかが? <取材・文/日刊SPA!編集部>
ゆるパイ図鑑 愛すべきご当地パイたち

全94パイを写真入りで解説した本邦初のご当地パイ図鑑

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