女子アームレスラー・芝岡美津穂「勝負は心を折るか、折られるかの攻めぎ合い」
―[もぎたて!女子アスリート最前線]―
~もぎたて!女子アスリート最前線 第4回~
152cmの小柄な肉体と端正なルックス。パッと見はどこにでもいそうな女性だが、Tシャツの下からのぞく二の腕の逞しさは、明らかに同世代の女性のそれではない。アームレスラー・芝岡美津穂さんを直撃した。
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――アームレスリングを始めたきっかけを聞かせてください。
芝岡:父がアームレスリングをしていたんです。小学3年の時、父がアームレスリングの大会を開いてやっているのをみてこの競技を知り、そこでいきなり小学生の部にエントリーさせられました。ただ、最初から本気でやろうとしていたわけではなくて、バレーボールやフットサルと同じ、好きなスポーツの一つって感じでした。本当は器械体操が好きでやりたかったんですけど、近くにスクールが無かったのでダメでした。でも、運動は何をやっても人並み以上にはできてたんですよ。
――競技志向を強めたのはいつ頃でしょうか?
芝岡:3年ほど前です。友達と世間話をしているとき、私がアームレスリングの話ばかりするので、「本気でやって全日本1位獲ってみなよ。1位獲るって凄いよ」と言われて。この友達からの助言があった2週間後にジャパンカップがあり、そこから本気で取り組むようになりました。それまでこの大会には1、2回出ていて、初めて出たときは無差別級で4位でしたが、このときは階級別(-55kg級)で2位になりました。そして、12年の時に全日本高等学校アームレスリング選手権大会で優勝しました。その試合を見にきていたJAWA(日本アームレスリング連盟)の遠藤会長から「うちに入って世界を目指してみないか」とスカウトされて、13年からJAWAに移籍することになります。



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