格闘技は40代から始めても遅くない。リアルファイトのリングにも立てる!?
肉体的には下り坂、精神的にも社会的立場が固まり、周りの目が気になる40男にとって、新たな挑戦をするのは簡単なことではない。秘めた夢を叶えるためのラストチャンスに挑んだ。
久々に大晦日の格闘技中継もあった、ブーム再燃に勢いが増す格闘技。男ならば一度は四角形のジャングルに憧れるが、40歳前後はプロでさえ引退する年齢。果たして試合を行う舞台はあるのか調べてみると、35歳以上限定というアマチュアキックボクシング大会が!
この大会に挑戦したのは、都内メーカーの事務員である田中浩一氏(仮名・42歳)。2年前にキックボクシングを習い始め、つい先日リングに上がった。
「僕は若い頃にK‐1を観て熱狂していた世代。子供も中学生になり、ちょっとダイエットがてらにジムを覗いてみたら、案外同世代のオヤジが多くて安心しました」
無骨なイメージの強かった格闘技ジムだが、最近は女性や中高年にも優しく教えるジムも増えているのだ。田中氏も大ハマりし、指導者の勧めもあり、アマチュア大会の試合出場を決めた。
「まさか自分が試合に出るなんて思ってもいなくて(笑)。減量したり、対策を練ったり。本当にプロさながらの経験ができましたよ」
そんな田中氏は、現在まで2戦中2勝。先日の試合ではハイキックでのKO勝ちも収めた。
「KOしたときは本当に爽快の一言。会場に会社の後輩たちを呼んだら、翌日から態度がちょっと変わりましたよ。強い上司と思われたのかな?(笑) 大会中は殺伐とした空気もなく、本当に夢が叶った気分でしたね」
そのものずばりな「ナイスミドル」という名前のこの大会は、年に4回開催され、全国から応募が殺到しているという。大会実行委員長の大森敏範氏に話を聞いた。
「格闘技ジムに所属している心身ともに健康な35歳以上ならば、経験年数は関係なく誰でも出場できます。過去には普通のサラリーマン、郵便局員、仮面ライダーのショッカー戦闘員役の俳優まで。ちょっと前には64歳の選手もいました。“40歳からが大人”ですよ」
年齢・実力を考慮したマッチメイクはもちろん、安全最優先のルールも確立。例えば一発でもいいパンチ・キックをもらえば、ダウンを取ることもあるという。
「2分2ラウンドですが、大半最後はスタミナ切れになりますね(笑)。でも、勝ち進めればタイトルマッチもあり、プロレベルの戦いも可能ですよ」
大森氏は過去にあのK‐1にも携わっていただけに、同大会はリアルファイトのなかにエンターテインメント性も盛り込まれる。
「リングアナ、ラウンドガールはもちろん、勝者には勝利者インタビュー、マイクアピールも可能です。出場動機で一番多いのは『子供に強い姿を見せたい』ですね」
ダイエットはもちろん、強いオジサンを目指すのもいいかも。
●40からでも夢の舞台に立つことは可能!満足度は満点
― 40男が[秘めた夢]に挑戦してみた ―
40代から格闘技を始めプロさながらのリングに
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