更新日:2022年07月08日 15:49
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「清水寺」の外国人観光客への対応は何点? 抜き打ち調査してみた

 政府は東京五輪の2020年までに、年間訪日外国人の数を4000万人に増やすと発表。そんなニッポンの「英語おもてなし力」は大丈夫かを確かめるべく、抜き打ち調査を各所で実施。TOEIC860点、英語圏在住歴ありなどの記者が日本の国際化対応力を検証した。 【清水寺の調査結果】
清水寺

清水の舞台が崩落しそうな勢いで殺到する欧米人観光客。これなら英語力も必要だろう

英語力 ★★ おもてなし ★★★ ※5点満点

日本語の姿勢崩さず。笑顔だけが救いか

 清水寺は、昨今アジア圏だけでなく、欧米からの訪問者が多いのが特徴的だ。  向かうと寺には、平日にもかかわらずあらゆる人種が大挙している。まずはチケット売り場とお土産処で「一番人気のある撮影場所はどこ?」、「何時に閉まるのか?」といった簡単な内容を質問してみた。  ところが、英語での返答はほとんどなく、あってもネイティブが戸惑うような見事なカタコト英語。写真を見せながらジェスチャーを交え、「This」との説明を受けた。  お土産処では、英語を独自に解釈し、ひたすら日本語で返してくる強者もいるという始末。おみくじについて聞くと、「占い」とこれまた日本語の一言で一蹴。これでは旅行者がその意味を理解できるはずもないだろう。  また、駅から距離があるため、最寄り駅とその行き方について聞くと、「Kyoto」と広義の回答が。「JR京都駅」と言いたかったのだろうが……唯一の救いは、笑顔を絶やさずに対応してくれたことくらいだろうか。関西を代表する観光地としては物足りない対応の連続だった。 ― ニッポン英語おもてなし力抜き打ち調査 ―
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