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“ぼっちな老後”を招くダメな習慣5つ 日本人は年を取るほど不幸になる!

 自分は“幸せな人生”を生きていないのではないか――われわれの一人ひとりが漠然と感じていた閉塞感が、今や日本全体の問題となりつつある。その背景にある原則を探りながら、「脱不幸」のためのカギを紹介する。

老い先が真っ暗! 日本人の老後

日本人は年を取るほど不幸になる! グラフは、年齢を重ねると幸福度がどのように変わるのかを、日米で対比させたものだ。あまりに真逆の図形に呆然としてしまうが、“日本人は年を取るほどに不幸になっていく”のに対し、アメリカでは“年を取るほど幸せになっていく”。一体どうして、こんな差が……? 「日本人の“高スペック主義”は、介護医療の現場にも暗い影を落としていますね。“いい病院に通う”とか“いい介護ホームに入る”ことに執心する高齢者が多いのですが、本来いちばん幸せなのは、在宅でリラックスしてケアを受けること。海外でも主流は圧倒的に在宅ケアなんですけどね……」(産業医の大室正志氏) 日本人は年を取るほど不幸になる! 淑徳大学の結城康博氏は日本の高齢者の人間関係の希薄さを嘆く。 「高齢者の幸・不幸を分けるのは、つまるところ“人間関係”。それ以外の要素(例えば仕事など)は、もはや関係なくなっていますからね。日米の差としてそこでまず考えられるのは“子供との付き合い方”。欧米では子供の独立が早いのですが、だからこそ、別居していても密な交流を保っていられます。ドライな距離感が功を奏するんですね。一方の日本は、親子が依存し合うことが多く、それゆえに関係がこじれると、簡単に疎遠になってしまいがちです」
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他人と繋がれる貴重な機会が “同年代の葬式”に
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