走るバスタブ!?「イヴォーク・コンバーチブル」は世界一ゼータクな究極のオープンカー
【真実その1】車高の低いスポーツカーより、視点が高い方がオープンカーは気持ちいい!
理由は単純で、見晴らしがいいからです。オープンカーはとても視界が開けるものですが、車高が低いと、レインボーブリッジを渡っていても、フジテレビ社屋がよく見えません。また、車高の低いオープンカーだと、信号待ちで隣のダンプから吸い殻を投げ込まれるリスクもあります。
【真実その2】2人乗りのオープンカーより、4人乗り以上のほうがゼイタク感がある!
2人乗りオープンカーは“いかにも”ですが、4人乗りはより生活をエンジョイしているようで貴族的です。ボディが長いほうが遮るものがないぶん、より風の流れを感じやすいですし、なによりもオープンカーの後席は風の特等席! 夏の夜、ここでビールで乾杯すると本当に最高です(冬は極寒)。大人が4人乗ってオープンで走っている姿こそ、貴族の中の貴族! ただしポルシェ911カブリオレのように、後席がメチャ狭いオープンカーは除外します。
つまり最も望ましいのは、車高ができるだけ高い、大人が4人乗れるオープンカーなのです。私の所有歴のなかでは、フェラーリF355スパイダーよりBMW335iカブリオレのほうが、オープンカーとしては貴族でした。
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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