走るバスタブ!?「イヴォーク・コンバーチブル」は世界一ゼータクな究極のオープンカー
前置きが長くなりましたが、理想中の理想のオープンカーがついに発売されました! それがこのレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルです。
イヴォークはSUV。つまり車高が高い。スポーツカーはもちろん、クーペベースのオープンカーより断然高い。高いところからオープンで眺める。これぞ究極の上から目線! そして大人がちゃんと4人乗れる。貴族です。しかもデザインがウルトラ美しい。ド庶民にとってはまさに雲上界。完璧だ。完璧すぎる!
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このクルマ、イヴォークの屋根をブッタ切って幌をつけただけって感じで、横から見るとバスタブが走ってるみたいですが、これがたまらなくエレガント。しかも時速48㎞以下でなら、走ったままでも幌を開閉できる。こんなんでそれをやられたら、そのゴージャス感にド庶民はひれ伏すしかありませんネ!
ちょっと頼りないイメージもあるオープンカーですが、このクルマのボディは金庫みたいに強固で、ミシリとも言いません。エンジンは2リッターターボ。十分パワフルだし、リッター10㎞くらい走ります。
そして後席。今回わざわざ後席に座って高速道路を試しましたが、完全にアトラクション気分で「うぎゃああ~~~~~っ!」と叫びたくなりました。ものすごい風圧が顔にかかり、それだけで滝に打たれる行者の如く忘我の境地に至りました。
この風圧は窓を閉めることでかなり軽減されます。また、辛くなったら身をかがめて風を避けることもできます。まさに貴族の嗜みですネ! 1日30分以内にしておきましょう。
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【結論】
SUVのオープンカーは、現在「ほぼ世界にこれだけ」。つまり世界一ゼータク! なのに値段はたったの765万円ぽっち!10年後には中古車が300万円を切るだろう。その頃私は還暦越え。涙が出ます1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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