「独身で無職、孤独な中年」になってしまう人の共通点
働き盛りの世代でありながら、独身かつ無職――。ここでは、一度のつまずきで社会から孤立してしまった男たち。彼らの共通点とは? 決して他人事ではない、生きづらい時代に“孤立しないための努力”とは?
「孤立しやすいのは女性よりも男性、20代より30代以降、高卒以上よりも中卒、さらには要介護の親がいる人という統計データが出ています。もちろんこうした属性による部分も大きいのですが、孤立する人の“メンタル的特徴”も徐々に見えてきています」
そう語るのは、ひきこもり、孤立者の訪問サポート支援活動を長年にわたって行ってきた「トカネット」代表の藤原宏美氏だ。
「孤立する人に共通するのは“自己肯定感”の低さです。『なぜ自分はダメなんだろう』と社会に順応できなかった自分を責め、劣等感を抱き自ら世間との繋がりを断つ傾向にあります。
金銭的な貧困以上に人間関係の貧困に陥り、誰にも受け入れられないまま『もう一度頑張ろう』という意欲さえも失われてしまう。こうしたセルフネグレクトに陥ることで、孤立が慢性化してしまうんです」
さらに藤原氏は、「現役で働く人の生活にも“孤立の兆候”は出る」と続ける。
「『①休日は予定のない日が多く、テレビやネットを特に目的なく観ていることが多い』『②物欲はあまりないが部屋がモノで散乱している』『③社会への関心が薄い』。経験上、企業に勤めている状態であっても普段このような生活を送っている人は、万が一何かにつまずいてしまったときに、孤立した独身無職者(=スネップ)となる可能性が高いように感じます。
スネップと同様に問題となっている“働きながらの孤立”の兆候が見受けられるほか、身の回りのことに無頓着になるという自己肯定感の低下、あるいはある種の諦観が感じられます。こういった生活パターンに当てはまる人は、一度転落し孤立化すればその状態が長期化してしまう恐れがあります」
<孤立してしまった 独身 無職 中年 の共通点>
・休日は予定がなく、ダラダラ過ごしがち
・物欲はあまりないものの、部屋が汚い
・政治や時事ネタなど社会への関心が薄い
孤立する中年は自己肯定感が低い
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孤立しやすい人は日々の生活に兆候が
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