“国民一人、1日100円節約”ツイートが大炎上――節約家・ひろゆきが思う「節約が良い意味で使われない不思議」
― ひろゆきのネット炎上観察記 ―
国益より政権交代が大事? 経済学者の提唱に非難殺到
経済学者で立命館大学教授の高橋伸彰氏のツイッターが大炎上した。「国民一人、1日100円節約」し、「アベを買わない運動」を展開すれば安倍政権は落日すると提唱したからだ。これにネット民は、「企業倒産を増やし、失業者を増やし、自殺者を増やす事を提案している自覚はあるのか」などと猛反発。高橋氏は該当ツイートを削除、以降発言を控えている
⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1335076
パリでまたテロが起きたり、北朝鮮のミサイル問題が解決していなかったりと世界は騒動が起こりまくっているので、日本で内輪揉めをしている場合じゃないわけで、個人的に日本の現政権は自民党支持でOKだと思っているんですが、反安倍政権派閥の高橋伸彰教授が、「国民一人、1日100円節約すれば、個人消費は年間で4.6兆円減り、成長率は約1%低下する」ってことで「アベを買わない」運動を展開するという提案をしていまして、鮮やかに失笑と炎上を手に入れていたりしています。
これって、日本での個人消費が減ることで企業の売り上げが減れば、現政権も困るよねって話なんですけど、まあ言っていること自体を見ると筋は通っているんですよね。もちろん「そんなことやってる場合じゃないんじゃないの?」って思う人も多いから炎上していると思うんですけど、逆に「こういうときだからこそ、政権交代のチャンス」って考える人たちも、またいるっぽいんですよね。
んで、このニュースを見て気になったことがあるんですけど、おいらは子どものころから“節約”は良いことだと思って育っているんですよね。例えば、安い店で買うことで家計を節約した主婦が褒められたり、無駄遣いをしないでお金を貯めるのが“良いこと”だと教えられたり、、、という感じだったりします。よく知らないですけど、おいらだけじゃなくて日本人はそういう価値観で育っている人も多いんじゃないかと思いますし、今でもそういう教育方針はあるんじゃないかなと。。。
良いことと教えられた節約が、良い意味で使われない不思議
1
2
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
記事一覧へ
『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』 仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う! 50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。 |
『ざんねんなインターネット』 日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」! |
『僕が親ならこう育てるね』 2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。 |
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ