更新日:2017年11月14日 13:44
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車上荒らしに3回遭った男「警察の対応が年々鈍くなっている」【コラムニスト木村和久】

 3度目の車上荒らしって、よくまあ車上荒らしに遭うもんですなあ。駒沢通り沿いの通行量の多い所で、約10年前にやられましたが、今度は警察に連絡しても、全然来てくれません。何度か催促したけど、ちょっと出払ってとかいって。多分タイミングが悪かったんだと思います。その時は健康雑誌の撮影用のバランスボールなどのグッズを山盛り積んでいて、それを誰かが宝の山と勘違いして、車上荒らしをした模様。ご丁寧に健康グッズを歩道に並べて置いてありました。盗まないなら、車のガラス割るなって。被害状況を調べている間、しばらく警察を待っていたのですが、全然来ません。もう夜中も明け方だったので、しびれを切らして、家に帰ってしまいました。どうせ犯人は捕まらないしね。もう諦めの境地ですわ。とまあ、このように車上荒らしなどの、軽犯罪に対する警察側のリアクションが、年々鈍くなっている。これが現状だと思います。  しばらく車上荒らしがないと思っていたら、去年自転車を盗まれて。東急沿線の某商店街で、わずか10分ぐらい、鍵をかけずに買い物をしていたら、やられてしまいました。現場を見ると、防犯カメラが多数あったので、警察に行って、被害届を出すと同時に、防犯カメラでチェックして下さいと言っておきました。後日連絡があると、白ワイシャツ着たサラリーマン風の人間が、乗って行ったと言うのです。一応カメラは見たんだ。けどそれから防犯カメラで追わないんだ。その犯人をほかの防犯カメラで追っていけば、だいたいの居場所が分かるんだけど。  まあ無理な話だよねえ。警察も暇じゃないから、いちいち商店街の防犯カメラを全部見るって無理な話ですよ。自転車は3ケ月ぐらいしてから、回収センターに届けられていて、無事戻って来ました。それは非常に良かったけど。  結論としては、もはやスマホで4K映像が撮れる時代ですから、もっと防犯カメラの精度を上げて欲しいです。そして、防犯カメラ同士の連携が出来て、マーキングしたら、自動で追尾出来れば、わりと簡単に、犯人の住んでいるエリアが分かると思うのですが。トム・クルーズが出演している、SF映画の世界かも知れませんが、車の自動運転ができる時代ですから、できないことはないと思います。
木村和久

木村和久

 個人情報の保護など難しい側面もありますが、IoT全盛の今、どこかのセキュリティ企業が、やってくれないかなと思います。監視カメラのあるところでの軽犯罪は捕まる率が高いぞと、アピール出来れば、未然に防げると思います。いかがでしょうか。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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