「買ってはいけない激安中古車」の見極め方――50万円の中古BMWは大丈夫か?
たまに国道沿いや田舎の個人経営の中古車店で、ありえない価格の掘り出し物があるが、あれも「危険」とマリオ氏は続ける。
「新車が売れない時代なので、大手以外は中古車の供給源も乏しい現状。なのに底辺相場の激安車を売ってるのは、ほぼ放置車や、問題車の可能性が高い。買っても零細企業だから後にトラブルも……」
実際に「購入後すぐに店がつぶれて連絡取れず……」(38歳・派遣)なんて詐欺まがいのトンズラケースもあるというから怖い。
「中古車で安心・安定のカーライフを送るには、大手の中古車販売店、正規ディーラーでそこそこの値段で買うのが無難。それでも激安を選ぶなら、短期間で乗り捨てるくらいの感覚で」(マリオ氏)
安いという理由だけで、購入のアクセルは踏むべからず!
【マリオ高野氏】
自動車ジャーナリスト。’73年、大阪府生まれ。クルマ専門誌のほか、週刊SPA!「AUTO CLUB」の連載でもおなじみの自動車ジャーナリスト。スバル車を愛してやまない
― 激安商品の闇 ―
―[激安商品の闇]―
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