女性の大胆な「見せ下着」はむしろ男性の妄想力を劣化させている?
―[山田ゴメス]―
少し前に見た東スポの社会欄に、
今、女性のあいだで注目されつつあるセクシー・キーワードは「キャメルトゥ」!
みたいな記事が掲載されていた。ふ~ん、そーなんですか……で、そもそも「キャメルトゥ」って、なんやねん? 詳細を解説してみると、どうやらこういうことらしい。
まずは、東スポからの抜粋文を読んでいただこう。
[ブラジャーやパンツの一部分をあえて人目に触れさせる“見せブラ”や“見せパン”で装った女性に遭遇するのも珍しくなくなってきた昨今、今度は局部の割れ目がくっきりと映る下着が登場した。女性がぴったりとしたタイツなどをはくと、陰部の割れ目がくっきりとなり、食い込んだ形がラクダの爪のように見えることから欧米では「キャメルトゥ」との隠語表現がある。アクシデント的に生じてしまう現象ゆえ、普通は隠すものだが(※“隠す”ためのステッカー「キャメル・ノー」といった商品もすでに出回っているとのこと)、そのキャメルトゥを自然に見せる下着が販売された。]オンラインニュース『news.com.au』によれば、
[「パーティー・パンツ」と呼ばれるこの下着は、前部に入ったシリコーンによって女性の局部が強調されて見えるような工夫が施されている]……のだそう。「どうせできちゃう赤面モノの“スジ”ならば、いっそニセのラインを大っぴらに晒すことによって、堂々と殿方たちを惑わせてみようじゃないか」という逆転の発想、「森で木を隠す」……んじゃなくて「脱法ハーブで大麻を隠す」感じ(ちょっと違う気もするけど…w)の画期的な新商品では、たしかにある。でも、はたしてコレ……男子的な目線からして、本当に「セクシー」なんだろうか?
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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