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「病気になる人の思考回路には共通点がある」ガン含め数百人の病を“やめさせた”メンタルトレーナーが断言

亡くなったあの芸能人も……民間療法を転々とするガン患者の中で起きている思考対立とは?

 だが正直、ガン患者に危ない橋を渡らせているような印象も否めない。だが梯谷氏のクライアントには標準医療を併用している人も少なくなく、その効果すらも脳の使い方に左右されると言い切る。 「抗がん剤が効かないという人の中では、根深い思考対立が起きています。表面上は治療に熱心に取り組みながらも心の奥で『どうせ助からない』と思っている人と、主体的に治そうとしている人では効き目が大きく違う傾向があるとわかりました。そのため抗がん剤をするのであれば『いつまでに、こういう理由でガンをやめる』と決意してから打ってくれと伝えています。一方、医師や家族に言われて仕方なくだったり、絶望しながら打つ人は効果がなかなか出ません」  また、「他人と同じことをしたくない」「ルールに縛られたくない」という信念を持つ人も治療の効果が薄い。そういう人は「国が定めた方法や、他人と同じ方法では治りたくない」と無意識下で思っているため、効果が出ないままさまざまな療法を転々とする傾向があるのだ。それを確信するきっかけとなったのが、ある有名人との出会いだったという。 「名前は言えませんが、その方が私を訪ねてきたのが昨年でした。あらゆる代替療法や民間療法をやり尽くし、いらしたときはもう手の施しようがないと言われる状態でした。話を聞いてみると『私は人と同じが嫌なんです』と言っていて、”やっぱりな”と思いましたね」  梯谷氏が上記のことを伝えるとその人物はいたく納得していたという。腑に落ちたのが奏功したのか、それとも治療の成果か、年を越せないと言われていた状態から、たったの一ヶ月で一時退院するまでに回復したのだが……。 「退院後もメールで相談を受けていました。その方は世間に見せている顔とは別に隠し持つ裏の顔とのギャップに苦しんでおり、それが主な病因と見た私は『その顔、出しちゃいましょう。出したらよくなるかもしれませんよ』と進言しました。しかし、これまでのイメージがあるからそれは絶対にできないと。亡くなる数ヶ月前でした」  次回、梯谷氏のケーススタディから、ガンや病気になる人の思考の特徴をさらに詳しくみていく。 【梯谷幸司】 心理技術アドバイザー、ドランスフォーメーショナル・コーチ、経営コンサルタント、NLPトレーナー。トランスフォームマネジメント株式会社代表。人間心理、言語学心理、NLP(神経言語プログラミング)、LABプロファイルなどの分野で世界的な専門家に師事し、20年以上、科学的手法に基づいた理論を実践。http://transform-works.com/ <取材・文/安英玉(本誌)>
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