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北野映画の原点という噂も!? 伝説のゲーム『たけしの挑戦状』がスマホで復活

卯月鮎

卯月鮎

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報


【たけしの挑戦状】
iOS、Android/TAITO Corporation/840円(アプリ内購入あり)/配信中

 8月15日に伝説のゲーム『たけしの挑戦状』の配信がiOS、Androidで始まりました。これまでもWii用のバーチャルコンソール版はありましたがスマホアプリでは初。買い切りで840円とやや強気な価格設定なものの、特にハードを用意せず、手元のスマホでいつでもあの破天荒な世界に飛び込めるというのはうれしいですね。

たけしの挑戦状

究極のクソゲーか、早すぎた神ゲーか?


 『たけしの挑戦状』は、1986年に発売されたファミコンソフト。子ども向けのゲームが多かったファミコンソフトにあって、サラリーマンを主人公にし、会社を辞め、妻に離婚状を叩き付けて宝探しをするという内容はまさに異色。しかも、宝の地図の出し方やマイクを使った仕掛けなど理不尽ともいえる謎解きの数々から、“究極のクソゲー”とも呼ばれました。

 ただ、時代が追いついたのか、ここにきて『たけしの挑戦状』の評価も上がっています。思えば、警官もヤクザも市民も構わず街で殴り倒すという暴力性と、カラオケやパチンコ、お酒を飲んで遊ぶというゲーム性は『龍が如く』や『グランド・セフト・オート』をとんでもなく早く先取りしていたとも言えます。

 また、「日常に溶け込む狂気と暴力というモチーフは北野映画の原点である」と評する声もあります。社長室に飾られている「愛人」の額、映画「やくざ対やくざ」、飛行機の謎の爆発……。ゲームのあちこちに社会を風刺する毒ガスも湧いています。

 個人的には、主人公が死んだときのお葬式シーンが子供心にトラウマでした。ゲーム内の死を死として扱うとんでもないゲームだと思ったのを覚えています。

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ちょっとしたおまけ要素、新ステージ「あめりか」を追加!

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