電車の扉が開き、邪魔なのにいったん降りようとしない奴が許せない!【電車内でイラつく瞬間ランキング】
年を重ねれば丸くなり、心穏やかに過ごせるものだと思っていたら、どうやらそうもいかないらしい。30・40代のサラリーマン200人へのアンケートでは半数以上がイラつく頻度の増加を実感していた。その怒りへの対処法をプロに直撃した。
他人との距離が近い電車内では、パーソナルスペースが脅かされることが多く、「威嚇」に近い“怒り”を覚えやすい。アンケートでも「駅構内や改札口で急に立ち止まる」(127人)といった実害を被る行為に怒り心頭だ。
その理由を、心理カウンセラーの大嶋信頼氏は「『公共のルールやマナーを守れない人は社会の秩序を乱す。だから未然に排除すべき』という正義感からくる“怒り”です」と分析する。
また、「SNS上で、公共の出来事を善悪で判断する機会が増え、感情が“許す”か“怒る”かの二者択一になっている人は多い」とコラムニストの石原壮一郎氏は話す。怒りとは無縁な人でも油断は禁物である。感情は伝播する。
「もらい泣きやもらい笑いは、『鏡の細胞』と呼ばれるミラーニューロンの活性化によるもの。『扉が開いても降りようとしない』(138人)も同じ理由。『なぜ、周囲のために道を譲らないといけないのか。私を見下している?』という“怒り”が伝播し、周囲もイラつき始めるのです」(大嶋氏)
⇒【写真】はコチラ(再現イメージ集)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1385086
「ゲロが散乱」(110人)、「空き缶が転がる」(75人)などの不運に怒る人もいる。だが、「事態を好転させない“怒り”はエネルギーの浪費そのもの。感情と向き合えてない証し」とはアンガーマネジメントの第一人者として企業で研修を行う安藤俊介氏。「実益を伴うときのみ怒る」とルール化する。それが無駄な怒りを減らすコツだ。
乗客でごった返す電車&駅に怒りの着火剤多数
1
2
ハッシュタグ