更新日:2024年12月18日 15:26
エンタメ

『孤独のグルメ』スタッフが選ぶ、思い出の名店ベスト3 閉店してしまった店も…

全台小咆部<Season5第4話>

『孤独のグルメ』が愛され続ける理由

全台小咆部

 土地勘の全くないスタッフが、台湾で奇跡的に見つけたという「全台小咆部」。  出張で人生初の台湾へ行くことになり、期待に胸を膨らませる五郎。台北市に到着すると、まずは得意先の客からの頼まれごとである、届け物を済ませる。無事用事を終えてホッとすると、腹が減ってきた五郎。泊まる予定の礁渓温泉への帰り道「羅東」で、店探しを開始する……。  初めての土地で不安げにキョロキョロしながらさまよっていると、「海鮮熱炒100元」という真っ赤な看板を発見! メニューのなかに、「三星葱」という漢字を発見する。さらに、店内に一組の家族がいることを確認。「海鮮、炒める、 葱に、家族客、安心材料十分だろう」と、店内へと入っていく。店内に並ぶ、丸い回転テーブルへと座る五郎。ホワイトボードに目をやり、「うーん、これは難しすぎる……漢文のテストだ……」と一瞬挫けそうになる。が、とりあえず指さしで、「三星葱の肉炒め」、「赤糟排骨」「炒飯」を頼んでいく。そこで、海鮮系のメニューを注文していないことに気づき、「蛤のスープ」、「イカ」を追加注文。  続々と頼んだメニューが運ばれてくる。まずは、三星葱の肉炒めから食べ始める五郎。シャキシャキのネギと中華ベーコンを堪能。そのお供にと、箸をレンゲに持ち替えて炒飯へ。炒飯にも満足した五郎が次に食べるのは、蛤のスープ。最初に蛤を食べて、スープへ。おいしくて一気に飲み干す。辛いタレと運ばれてきた紅麹揚げを手づかみで口のなかに放り込んでいく。「おう来た来た! 台湾式ピリ辛。いい。いい~これいい~」と気持ちは最高潮へ。常備したいほど、タレを気に入ってしまった辛党の五郎。さらに、わさびをのせたイカにも大満足。「ネギ……米……肉……貝……イカ……全部丸。漢文テスト、全問正解じゃないか」と、台湾での初の食事を満点で乗り切った五郎だった。  残念ながら現在このお店は閉店してしまったそうだが、台湾に行ったら、「三星葱」の葱はぜひ食べてみたい。 ― 『孤独のグルメ』が愛され続ける理由 ―
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