知られざる川崎の貧困問題。若者を苦しめる地獄と希望
―[知られざる川崎]―
不良勢力の頂点は暴力団で、劣悪な環境から抜け出す手段は、ヤクザになるか、職人になるか、捕まるか。中学時代に強盗で逮捕された経験を持つラッパーも登場し、彼らの口からは「日本刀持った友達の親に追いかけられた」「親戚のヤクザの指詰めを手伝った」という子供時代の思い出が語られる。「産業道路の向こう側なんて、中学生のポン中(覚醒剤中毒)とか、子供なのにでき上がったヤツ、いっぱいいますよ」という声まで飛び出す……。
話題の書『ルポ 川崎』(サイゾー刊)が伝える川崎市南部の貧困問題は壮絶だ。今回は著者・磯部涼氏に行ったインタビューの後編。前編でも触れた地元の不良少年たちが結成したヒップホップクルー・BAD HOPの話を中心に、深刻な貧困の実態と音楽をはじめとするカルチャーが果たす役割について聞く。
カルチャーは貧困の鎖から抜け出す希望
|
『ルポ 川崎』 物議をかもした『サイゾー』本誌のルポ連載を大幅に加筆し、書籍化。上から目線の若者論、ヤンキー論、郊外論を一蹴する、苛烈なルポルタージュが誕生! 川崎の刺激的な写真も多数収録 ![]() |
【関連キーワードから記事を探す】
【対談】孤高のラッパー般若×SITE「高校時代を過ごした1990年代から 内に秘めたものは変わらない」
『少年イン・ザ・フッド』第7巻予約開始。帯の推薦コメントは“RHYMESTER”宇多丸さん!
「あくまで“かっこよく稼ぐ”」現役ラッパーの経営者としての顔。“二面性”で抱えた葛藤の先に/AK-69インタビュー
『少年イン・ザ・フッド』第5巻発売決定。Amazon、ビレバン、タワレコで購入者特典を実施!
炎上した音楽イベント「NAMIMONOGATARI」。名古屋で囁かれる主催者の悪評
ヒップホップ漫画『少年イン・ザ・フッド』が週刊SPA!で連載開始。“団地”と“移民”が大きなテーマ
知られざる川崎の貧困問題。若者を苦しめる地獄と希望
貧困、差別、ドラッグ…日本のアンダーグラウンドが凝縮された街・川崎の過酷な現実
川崎で開催中のキャバクラスタンプラリーで美女と夏を満喫
川崎に住む一児のパパから見た「ルポ川崎」。ヤンキー公園、タワマン急増、殺人事件まで…
『孤独のグルメ』スタッフが選ぶ、思い出の名店ベスト3 閉店してしまった店も…
知られざる川崎の貧困問題。若者を苦しめる地獄と希望
貧困、差別、ドラッグ…日本のアンダーグラウンドが凝縮された街・川崎の過酷な現実
この記者は、他にもこんな記事を書いています