子供にキラキラネームをつけようとする妻を説得したい…どうすべき?
私も瀬戸内氏の言うとおりと思います。あなたは子供にキラキラネームをつけるのは嫌だと考えています。これに対して、奥さんは子供に世界に1つしかない名前をつけようと強く主張しています。世界に1つしかないということにこだわれば、珍しいキラキラネームのようなものになることは避けられません。
ただし、ここで重要なのは、あなたも奥さんも2人の間で生まれた子供が大好きで、愛していることです。子供に奇をてらって「悪魔」や「うんこ」というような名前をつけようとしているわけではありません。よく話し合って、奥さんがどうしてもキラキラネームに固執するならば、それはそれでよしとしたらいいと思います。
ところで、私はキラキラネームに対する忌避感がほとんどありません。それは私がプロテスタントのキリスト教徒であることと関係しています。キリスト教徒の子供には、聖書に出てくる人名から取った「意咲」(イサク)という名の男の子や、聖書に出てくる地名から取った「佳楠」(カナン)という名の女の子がときどきいます。現在で言うとキラキラネームに該当すると思います。
きっと幼稚園や小学校では、名前をからかわれたことはあるでしょうが、それよりも両親が自分の信仰に基づいた名前をつけてくれたことを誇りに思って、健やかに育っています。仮にあなたの子供の名前がキラキラネームになっても、両親がその理由を子供にきちんと説明することができるならば、特段の問題はないと思います。逆に奇をてらった思いつきで、命名の理由を子供にきちんと説明できないならば、そういう名前はつけるべきではありません。いずれにせよ奥さんとよく話し合うことを勧めます。
今週の教訓
私はキラキラネームに忌避感がありません
【佐藤優】
’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数
※週刊SPA!にて連載中『佐藤優のインテリジェンス人生相談』より’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数
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