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なぜ「ビールには枝豆」なのか?身体にいい酒+つまみの組み合わせ

ワインの場合 「カプレーゼ」は相性抜群

 ワインはブドウを発酵させた醸造酒。ポリフェノールを含むという魅力もありなら、アルコール度数が高く酔いやすいというデメリットもあります。  そこで、アルコールの分解に必要なビタミンB群を多く含む「豚肉、チーズ、魚」などと一緒に飲むと良いでしょう。  チーズでも、脂質の少ないモッツァレラチーズが特にオススメなので、カプレーゼをワインのお供に選びましょう。その他、お魚のカルパッチョなども良いですね。 カプレーゼ 逆に一緒に食べない方が良いものは、揚げ物などの脂質を多く含むものです。消化に負担をかけるため、アルコールの分解を邪魔するおそれがあります。

日本酒の場合 血糖値を下げる「食物繊維」と一緒に

 和食だけでなく色んな料理と合わせても美味しい日本酒ですが、醸造酒で糖質を多く含むため、血糖値を上げやすいというデメリットがあります。 日本酒 なので、食物繊維を多く含む食材を一緒に食べ、血糖値の上昇を緩やかにしましょう。「ワカメなどの海藻類、キノコ、ゴボウ、れんこんなどの根菜類」がオススメですね。  例えば、日本酒を飲み始める前にワカメの酢の物を食べる、またエリンギの串焼きなどキノコ料理をお供に飲むと良いでしょう。また、アルコールを摂取することで代謝に必要な亜鉛が消耗されてしまうので、牡蠣やレバーも組み合わせると良いでしょう。  逆に、日本酒と一緒に食べない方が良いメニューは糖質を多く含むものです。締めの炭水化物は控えめにして、もずくスープやわかめ入り味噌汁にするなどの調整をしましょう。  今回は4種類のお酒と相性の良いおつまみを紹介しましたが、どのお酒もアルコールを分解する際に肝臓に負担をかけてしまうことには変わりありません。アルコールの分解を少しでも助けるために、お酒を飲む際はお水をたっぷり飲むように心がけましょう。<文/川村郁子>
福岡出身のお酒や美味いもん好き管理栄養士。太っていたことがきっかけで栄養学に興味を持つ。病院栄養士を経験後、独立。現在は栄養専門学校講師や栄養ライターとして「食いしん坊でも健康になるコツ」を発信している。
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