結婚した貧困女子、パパ活&節約して家を買う
「実は、出会い喫茶やバイト先で知り合った数人のパパがいて……。体は許してませんが、デートして日用品、化粧品、ガソリン代などをほぼ援助してもらっています。ほかにもパンツを1枚4000円で売ったり、フリマでおもちゃを売ったり。バイト代やそういう稼ぎを全部貯金してきました」
こうして収入を増やす一方、支出も徹底的に絞るのが彼女のマネー術だ。
「フリマではティッシュが一箱20円で買えるし、モデルルーム見学に行けばタダでご飯を食べられる。節分のときにはお菓子をくれそうな場所を回ります。靴は穴があくまで履くし、バッグは雑誌の付録です」
妻の姿を見た夫も奮起しダブルワークを始め、今年ついに貯金が1000万円を超えた段階で自宅購入に踏み切った。
「次の夢はもう一つ家を買い、今の家を貸して家賃収入で暮らすこと」と話す彼女。この向上心が貧困を退けたのだ。
― [若者の貧困]どん底ルポ ―
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