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「美味しいお酒を飲んでみたい」と言われたときハズさないカクテルは?

『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公が愛飲していた「コスモポリタン」

 飲み疲れしていそうな雰囲気を感じたなら、「ブラッディメアリー」もしくは「ブラッディーシーザー」がオススメ。ウォッカをトマトジュースで割り、レモンを入れるのですが、様々な調味料や野菜と一緒に飲むのが特徴です。ウスターソースや塩、タバスコ、ペッパーなどが定番で、セロリなどのやさいをグラスに突っ込み、食べながら飲むこともあります。このトマトジュースをはまぐりエキス入りトマトジュースの「クラマトジュース」に変更すると、「ブラッディシーザー」になります。野菜や貝のエキスたっぷりなので、元気が出てくるような気がします。甘さはありません。  ちょっとお酒のペースを落としてあげたいなら、「アメリカン・レモネード」がオススメ。レモンジュースと砂糖を水で割って、その上に赤ワインを30mlフロートさせます。見た目がきれいで、アルコール度数はとても低く抑えられます。砂糖は入りますが、さっぱりした味わいです。 「シンガポール・スリング」も定番です。シンガポールのラッフルズホテルで生まれたジンベースのトロピカルカクテルです。チェリーブランデーやフルーツジュースを使いますが、採用しているレシピはBARによって異なることがあります。やや甘口です。

ラッフルズホテルの「シンガポール・スリング」です。ピーナッツの殻は本来床に捨てるのが流儀です

 ショートカクテルという雰囲気であれば、選択肢はさらに広がります。甘いのが好みであれば、「ギャッツビー」や「グラスホッパー」は喜んでもらえると思います。「ギャツビー」はアマレットとクレームドカカオ、生クリームをシェイクしたカクテルで、「グラスホッパー」はアマレットの代わりにグリーンペパーミントリキュールを使います。筆者の好みからするとアルコール度数が低いのですが、大好物のチョコミントアイスの味がするので「グラスホッパー」はヘビロテしています。 「コスモポリタン」はウォッカ、ホワイトキュラソー、クランベリージュース、ライムジュースをシェイクします。フルーティーですが甘くはありません。アメリカのテレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公が愛飲していました。

『セックス・アンド・ザ・シティ』でおなじみの「コスモポリタン」

「パリジャン」はジンとベルモット、カシスをステアもしくはシェイクしたカクテルで、フルーティです。強いカクテルですが、マティーニよりは飲みやすくなっています。  見た目が美しく、筆者の大好物でもあるのが「ジャックローズ」です。カルバドスとレモンジュース、グレナデンシロップをシェイクしたカクテルで、エレガントな酸味が魅力です。  もちろん、前回紹介したテキーラベースの「マルガリータ」もオススメです。  いかがでしたでしょうか。興味のありそうなカクテルがあったら、一度自分で頼んでみて下さい。誰かに勧める前に、まずは自分で体験しましょう。その時、バーテンダーにそのカクテルのうんちくを聞ければ、女性と飲むときに披露することもできるでしょう。  今日の食後は、BARでカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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