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寒い夜の寝酒にもオススメ! 焼酎や日本酒以外で温めるとうまい酒の飲み方

 今年の年末年始は、家で巣ごもりするという人も多いでしょう。そこでオススメしたいのが温かいお酒。寒い時期に飲む焼酎のお湯割りや日本酒の熱燗などは最高です。実は日本のお酒だけでなく、洋酒も温めて飲むこともあるのです。例えば、ウイスキーのお湯割りなどは定番です。

スパイスで風味を付けるホットビールの作り方

 ビール好きなら「ホットビール」はいかがでしょう。小鍋やレンジで温めるのですが、その際に好みのスパイスを入れて風味を付けるとさらに美味しくなります。
温かいお酒

温かいお酒にはスパイスや果物、蜂蜜などを入れることが多いので用意しておきましょう

 まずは苦味を抑えるための蜂蜜や黒砂糖を入れましょう。スパイスの定番はシナモンですが、クローブなどを入れても美味しくなります。  人によってはバターを入れたり、生クリームを浮かべたりします。ショウガのスライスを入れれば体が温まりますし、オレンジの皮を最後に入れてもいい香りを楽しめます。  ホットビールに使うビールは、味の濃い物がオススメです。日本で主流の下面発酵で作られるラガーではなく、上面発酵で作られるエールの方が向いています。できれば、焦がした麦芽を使った黒ビールを利用しましょう。  今回はギネスビールを使い、はちみつ、クローブ、カルダモン、シナモンスティックを入れました。材料とビールを小鍋に入れて温めて、沸騰する前に止めます。ぬるいよりはいっそのこと70~80度くらいの熱々にして楽しみましょう。もちろん、アルコール度数や炭酸はある程度飛んでしまいますが、それでもとても美味しいのです。ただし時間が経つと酸化して味が落ちるので、冷める前に飲んでしまいましょう。
温かいお酒

材料を入れて火にかけます。沸騰はさせないでください

温かいお酒

ホットビールの完成です。とても体が温まります

 グラスに注ぐときは、茶こしなどでスパイスを取り除きましょう。そのうえで、シナモンスティックや果物はグラスに戻します。ちなみに、今回は色などを見せたいのでグラスを使っていますが、あくまでも撮影用です。飲むときには取っ手の付いた耐熱グラスなどを利用しましょう。

定番のホットワインは強火で沸騰させない

 ホットワインも定番です。作り方はホットビールと同様に、材料を入れて温め、沸騰する前に火を止めます。スパイスの香りを引き出すために、強火にせず、時間をかけて温めたほうがよいでしょう。また、果物の皮ごと煮込むと苦くなるので、沸騰直前に投入するくらいのほうがさっぱり楽しめます。
温かいお酒

スパイスと蜂蜜に加えて、果物も入れてみましょう

温かいお酒

美味しいワインでホットワインを作ると想像以上に美味です

 赤ワインも白ワインも、シナモンやショウガ、クローブ、アニス、蜂蜜が合います。果物もどちらにもOKです。それ以外に、赤ワインであれば、オールスパイスや黒胡椒を入れると香りだちます。白ワインであれば、カルダモンやローリエなどを入れてもよいでしょう。  身も蓋もないですし、少しもったいないのですが、ホットワインに使うワインも、安物よりは美味しいものを使った方が美味しいです。当たり前に聞こえるかも知れませんが、温めるほどに、ワインのクオリティの差が出るような気がします。  とは言え、高価なワインを温めるのも勇気がいりますね。まずは、2000~3000円のワインの最後の1杯をホットにしてみるチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
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ホットカクテルの定番「ホットバタードラム」
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる

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