大人ならBARでやっちゃいけないNG行為集。ボトルを勝手に触ってない?
― 30代が知らないと恥ずかしい! 今さら聞けないお酒のキホン第38回 ―
BARでお酒を楽しむのであれば、常識やマナーを身につけておきたいところです。とは言え、堅苦しい話ではありません。新幹線で前の席を蹴らないとか、映画館で上映中に私語をしないとか、歩きスマホをしないといったのと同じような当たり前のことです。
社会人としての常識があれば問題ないのですが、誰しもどこかずれているところがあるもの。誰からも教えられていないため、自分の常識にあてはめて考えよかれと思ったことが、NGということもあるのです。そうするとトラブルになったり、不快な思いをする可能性があります。無用のトラブルを避けるために、BARの常識&マナーをひと通り押さえておくのが、大人というものです。
もちろんBARといっても、さまざまなお店があります。必ずしもカウンターがあって照明が暗くてカクテルやウイスキーを飲むところ、というわけではありません。スポーツ観戦で盛り上がるところも、カラオケがあるところも、カジュアルなところもオーセンティックなところもあります。ラインナップしているメニューも客単価も、お店が目指す雰囲気も千差万別です。基本的な常識は共通していても、細かい部分では、店ごとに扱いが異なることもあります。
例えば、古き良きBARでは、ウイスキーのハーフショット売りをしていないところも多いです。友達同士でグラスを回し飲みするのもNGにしているBARもあります。原価BARであれば、どちらもOKですが、これはお店の考え方の違いです。OKなお店であれば頼めばいいですし、もしハーフでの提供がないと言われても気分を害さないでください。どちらかと言ったら、頼むほうが無理筋という感じもあります。ラーメン屋に入って、半分しか食べないから半額にしてくれ、というのが無茶だということは理解できるでしょう。
今回紹介する内容がすべてのお店に当てはまるわけではありません。上記のようなハーフ提供など、ウェルカムというところもあります。あくまで基本を押さえる、ということはご了承ください。
通常であれば、ドレスコードから解説するところですが、今回は重要度が高そうなマナーから紹介します。
カウンターに置いてあるボトルには勝手に触ってはいけません。ラベルを見たい場合は、必ずお店の人に声をかけてください。それでも勝手に蓋を開けてはいけません。香りを嗅ぐなどもってのほかです。隠れて手酌で注ぐのは、もう犯罪です。多くの場合、声をかければラベルを見るくらいはOKしてもらえるでしょう。
カウンターのボトルに勝手に触るのはNG!
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
記事一覧へ
記事一覧へ
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「どうやら俺は韓国でモテるのかもしれない」――46歳のバツイチおじさんはコリアン美女をデートに誘った 〈第7話〉
“BARでモテる男”に共通している3つの特徴。憧れの「あちらのお客様からです」はアリなのか
家飲み気分を変えるBAR環境音の探し方。YouTube、I miss my bar
ウイスキー好きなら知っておきたい「ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサイエティ」
大人ならBARでやっちゃいけないNG行為集。ボトルを勝手に触ってない?
白州、山崎…高級銘柄の“ハイボール缶”は入手困難。値上がりも期待できる「今買うべきウイスキー」
価値が上がり続ける国産ウイスキーボトルは「これから投資しても手遅れ」次に狙うべきは
2000年代に90万円だったパテック・フィリップは1000万円超。腕時計投資がアツい
お酒のコルクが「劣化して開かない」ときの応急処置の方法
1本30万円のウイスキーのお味は? 自腹でテイスティングしてみた
「バーで1人飲み」失敗しないデビューの作法。“とりあえずビール”はアリ?
バーテンは蔑称、マティーニじゃなくてビールでもOK…オーセンティックバーに対する誤解
出張、旅行…見知らぬ土地でバー巡りするときに外さない方法は?
大人ならBARでやっちゃいけないNG行為集。ボトルを勝手に触ってない?
接客業に聞いた「ウザい」と思うお客さんの条件
この記者は、他にもこんな記事を書いています