市場に無視されていた「Windowsタブレット」が急速にシェア拡大のワケ
ここ何年も変わり映えしなかったデジタル勢力図に、にわかに異変が起きている。「Windows10」を引っ提げたマイクロソフトの逆襲は成るのか!?
◆Windows タブレット
「Windows8が登場した’12年頃のWindowsタブは、重くて使いづらいくせにAndroidと比べて高価で、市場からほとんど無視されていました」と話すのは、ITライターの古田雄介氏。それが、今年に入って急速にシェアを伸ばしているという。
その理由は、昨年リリースされた「Windows 8.1 with Bing」。ライセンスを売る商売からサービスを売る商売へと舵を切ることにしたマイクロソフトは、9インチ以下のタブレットを対象にライセンス料0円でのOSの提供を始めた。これを搭載した2万~3万円台の安価なタブレットが売れているというわけだ。
「この価格でサクサク動き、しかもOfficeが普通に使えるというお得感。Windows10の検証用に購入する人も増えており、売れ行きが加速しています」
Windows Phoneが天下を取るにはまだまだ時間がかかるだろうが、タブレットはすでに“主力”の風格。マイクロソフトの進撃は止まらない。
<将来性⇒○>
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