YouTubeで1億以上再生された日本のミュージックビデオ6選 米津玄師『Lemon』は3億再生
シンガーソングライター・米津玄師が昨年3月に発売し、2018年を象徴する1曲となった『Lemon』。
昨年の冬ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌として楽曲提供されたこの曲は、リリース2週間前からYouTubeにMV(ミュージックビデオ)が公開されていたのだが、今年2月上旬、なんと再生回数が3億の大台に到達した。
3億と聞いてもピンと来ない人に向けて説明すると、ここまで再生回数が伸びたのは、日本のMV史上初となる快挙。
米津本人は「こんな歌い難い曲」とコメントしながらも、『Lemon』は第一興商が発表した昨年の年間カラオケランキングで1位に輝いたほど、世間に親しまれている。昨年末の『第69回NHK紅白歌合戦』でパフォーマンスされたことも後押しとなり、この曲には今なお大勢の人々が関心を示しているようだ。
しかし、3億回には満たなくても、1億回以上再生されているMVならば過去にも例がある。今回は、そのなかから6曲を紹介しよう(※再生回数のデータは2月下旬時点)。
まずは、国民的アイドルグループ・AKB48の“恋チュン”こと『恋するフォーチュンクッキー』。2013年6月の選抜総選挙で大島優子から1位の座を奪った指原莉乃は、この曲で初めてセンターポジションに立つこととなった。
もはや有名な話かもしれないが、実はこの曲、リリース当初はメンバーたちからの評判が芳しくなかったらしい。今風のアイドルソングというよりも、1970~80年代のディスコを想起させる曲調なので、高橋みなみが「若い子はあまり好きじゃなさそう」と感じてしまったというのも納得だろう。だがフタを開けてみれば、キャッチーで真似しやすい振り付けも手伝って大ヒット。各地の企業や自治体がダンス動画を次々とネット上にアップするなど、とてつもない広がりを見せた。
続いては、2014年の日本レコード大賞に選ばれた三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの『R.Y.U.S.E.I.』。同年5月中旬のMV公開から約10日間で100万回再生に届くと、その勢いのまま9月には1億回再生を突破してみせた。
ロサンゼルスで撮影されたというこの曲のMVは、メンバーがオープンカーやバイクに乗っていたり、豪華絢爛なクラブでのダンスシーンがあったりと、開放感に満ち溢れている。そして何より、その場から動いていないのにメンバーが走っているように見せる“ランニングマン”ポーズは、世の中で大流行となった。AKB48の『恋チュン』にも同じことがいえそうだが、あの振り付けをマネしたいがために何度も繰り返しMVを見たという人々が、きっとファン以外にも大量発生したのだろう。
AKB48『恋するフォーチュンクッキー』(2013年):約1.6億回再生
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE『R.Y.U.S.E.I.』(2014年):約1.3億回再生
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