お笑い界では“ひねくれ芸”がブーム? 南海キャンディーズ・山ちゃん、ハライチ・岩井…
お笑いコンビ・サンドウィッチマンが好感度ランキング一位を獲得するなど、仲良しで良い人、というイメージの強いお笑い芸人が人気を集めている一方で、世間にも同業者にも毒を吐き、いつもうがった見方をする“ひねくれ芸人”たちもブームを呼んでいる。
最初に紹介するのは、「モテない」「気持ち悪い」などと言われ続け、嫉妬やひがみを前面に出したキャラクターで笑いを取るお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里良太だ。
山里は、日常で人に言われた嫌なことを“殺すノート”として自分のなかにしたため、チャンスがあったときに逆襲できるようにしているという。
お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気は、ピンでの活動が目立つ相棒の澤部佑にひねくれているようだ。ゴールデン番組での活躍めざましい澤部の陰で、彼も“ひねくれ芸人”として着実に注目を集めている。
いじられた際のキレの良い返しが人気のお笑いコンビ・三四郎の小宮浩信。『M-1グランプリ』のファイナリストでもある彼も、ひねくれ芸人として注目を集めている。
他のひねくれ芸人と違い、小宮はテレビで真正面から自身の“ひねくれ”を発信していくことは少ない。しかしそのキャラクターゆえ、ドッキリに掛けられることが多く、裏で大御所に悪態をつく姿が隠し撮りされるなど、「実はひねくれている」という意外性が人気のようだ。
そんな小宮に加え、前述した山里、岩井の三人で『ひねくれ3』(テレビ東京系)という新番組が4月からスタートしている。若き挑戦者・成功者をひねくれ目線で検証するというこの番組は、放送開始間もないにもかかわらず、SNS上で話題となっているようだ。
毒舌・悪口キャラで、一時の低迷から再ブレイクを果たしたお笑い芸人の有吉弘行を筆頭に、社会に向けて棘のある、少々独特な感性を思う存分ぶちまける“ひねくれ芸人”たちは、一部では批判の声はあるものの、その正直な物言いから、共感を集めているのもまた事実なようだ。
そこで今回は、そんな“ひねくれ芸人”たちを、数々のひねくれエピソードと共に紹介していこう。共感できるかは定かでないが、日ごろのストレスを代わりに吐き出してくれる彼らを楽しんで見ていただきたい。
南海キャンディーズ・山里良太:恨みを書き綴った“殺すノート”!?
とくに有名なのは、しずちゃんこと相方・山崎静代との一件。近年は仲が良くなったと話す二人だが、当時しずちゃんがボクシングに映画と多忙を極めていることに嫉妬した山里は、番組で共演した際に台本からしずちゃんのセリフをすべて消し、一切喋れないように細工したという恐ろしいエピソードがあるようだ。平成最後のタクシー移動、平成最恐の荒い運転…
— 山里 亮太 (@YAMA414) 2019年4月30日
ハライチ・岩井勇気:その発言はひねくれか? 正論か?
過去に『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の決勝に4年連続出場するなど、ハライチのコンビとしての実力は折り紙付き。しかしことバラエティ番組では、ネタを書いている岩井より、派手なツッコミで動き回る澤場のほうに多く声がかかるそうで、岩井の鬱憤はたまり続け、そのひねくれはもはや“腐り芸”の域にまで達しているという声もある。 タレントのアンミカと番組で共演した際、通販番組にレギュラー出演するアンミカを「商品のスピーカー」と一刀両断。また、相方・澤部が出演するゴールデン番組も「30点のお笑い」と烙印を押し、その独自の感性でひねくれを表現していた。昼間ヒプマイカーを発見した。#ヒプノシスマイク pic.twitter.com/yEVdcoAxNM
— 岩井勇気 ハライチ (@iwaiyu_ki) 2019年4月26日
三四郎・小宮浩信:ただ暗いだけじゃない? ひねくれたボヤキ芸が人気に!
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