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やたらと美女が多い街?清野とおる×パリッコが「葛飾区金町」を歩く

乾杯は、なぜか酒屋の脇のゴミ置場から…

 個人的に初めて降り立つ金町は、とても好ましい街だった。いわゆる下町の雰囲気ともまた違う、自分の地元の西武線沿線などにも近いような、ぬるめの温度が妙に落ち着く。  今日はこのあと、池川先生の奥様と会食の予定がある。交流のあった清野氏が事前に「久々にお食事でもしませんか?」と連絡を入れてくれていたのだ。待ち合わせまでの小一時間、街を散策してみることにした。  あてずっぽうに歩いているとすぐに酒屋を発見。外から店内を覗くと、レジの前で常連らしきおじさんが缶ビールを飲んでいる。角打ちだ!  これは幸先良しと店内へ入ると、雑多な店内には、レジの前以外にもテーブルのようなスペースがあり、早くここで飲みたいと心がはやる。ところが、ひとり1本の缶チューハイを購入し、会計がてら清野氏が「ここで飲んでいっても大丈夫ですか?」と聞いてみると……。  そこからの意外な流れで、初めての街での記念すべき乾杯を、ゴミ置場ですることになった我々だった。
清野

編集部・井野氏と3人で乾杯

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放置されたお酒のケースが机がわりに

パリッコ:断られちゃいましたね(笑)。 清野:見事に断られましたね~(笑)。 パリッコ:女将さん、歯に物が挟まったような感じで「いや、うちはそういう店じゃないのよ。角打ちみたいなこと、やりたいとは思ってるんだけど……」なんて言ってたけど、どういうことなんだろう。 清野:勝手に店内で角打たれちゃってる可能性が高いですね。 パリッコ:そうか、ここ、「角打たれ」か! あのおじさん、うちらに対し「ごめんな~」って言ってませんでした? あれ、女将さんに言ってたのかな。 清野:確かに言ってました。「おまえらにはまだ早い~」って受け取りましたけどね、僕は。 パリッコ:そういうことか。
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酒屋の片隅でさびしくチューハイをすする清野氏

編集:いきなり出鼻をくじかれて悲しいです。 パリッコ:いや、でもむしろ幸先良いですよ。「店を出たところの脇でなら飲んでいいけど……」って言ってもらえたし! 清野:来てみたらゴミ置場だったけど、店の敷地内だし、ギリギリ角打ちの範疇でしょう。 編集:たしかに(笑)。 清野:この乾杯から連載がスタートしたと言っても過言ではない。連載のゴールでは、店内で角打ちできれば嬉しいですね。 パリッコ:帰ってきましょう、この店に。
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店内の様子をよ~く見てみると…

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飲んでるんだけどな〜

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目ではなく、鼻につく金町の自販機

ここまで高く積まれると、下ろすのが大変そう

池川先生のご家族と10年ぶりの再開

 その後もしばらく街を徘徊。池川先生の奥様との待ち合わせ時間が近づいてきた。駅に向かうと、奥様の横に若い女性の姿がある。なんと駅で偶然会ったという仕事帰りの娘さんだそうで、いくら同じ家に住んでいるからとはいえ、こんな偶然はそうそうあるわけではない。しかも、10年ぶりに会う約束をしたその日に。さすがは特殊な磁場を持つ清野氏といえよう。  ほがらかな人柄がにじみでるおふたりにご挨拶をし、「では行きましょう」という奥様についていくと、たどり着いたのはチェーン店の「坐和民」。  いい店であることは知っているが、せっかくの機会。清野氏が「もし池川先生が通われていたお店などをご存知だったら行ってみたいんですけど……」と聞くと「わからないわね~、じゃあガストにする?」と奥様。そのやりとりがほほえましい。
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(左から)金町をゆく池川先生の娘さん、奥様、清野氏

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というわけで一同、坐和民で乾杯!

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坐和民でも食べられる「和民サラダ」590円(税抜)

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生白子の軍艦巻き

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一行が目指すべきスナックが判明!
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清野とおる、金町再訪記念『酒場人』プレゼント企画】 「清野とおる×パリッコの飲みに行こうよ!赤じゃない街にさ」連載スタートを記念して、かつて、本企画が掲載されていた雑誌『酒場人 vol.1~3』を10名様に贈呈。 応募方法は、Twitterで「清野とおる担当連合(@oko_aka)」をフォローして、記事を読んだ感想、2人に訪問してほしい赤以外の街を「#赤以外」とつけて、ツイート! 7月28日までに投稿してくれた人の中から、当選者には「清野とおる担当連合」からダイレクトメッセージ(DM)をお送りします。
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